ニューヨーク・ドールズのギタリスト、シルヴェイン・シルヴェインが69歳で死去

米ハード・ロック・バンド、ニューヨーク・ドールズ（New York Dolls）のギタリスト、シルヴェイン・シルヴェイン（Sylvain Sylvain: 本名Sylvain Mizrahi）が1月13日、2年に及ぶガンとの闘病の末、69歳で亡くなりました。シルヴェインのフェイスブックで訃報が伝えられています。

1951年にエジプト・カイロのユダヤ人一家に生まれたシルヴェインは、10歳の時に家族とニューヨークに移住しました。

シルヴェインは、1971年にニューヨーク・ドールズが結成された時のオリジナル・メンバーで、バンドが正式に解散する1977年までリズム・ギターを担当していました。

バンドは、トッド・ラングレンがプロデュースした1973年のデビュー・アルバム『New York Dolls』がチャートの116位に終わり、その後も彼らのアルバムが大ヒットしたことはありませんでしたが、70年代における最も影響あるバンドの一つとして記憶されました。

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解散後のシルヴェインは、バンド仲間だったシンガーのデヴィッド・ヨハンセンのソロ作品に参加したほか、自身のバンド、ザ・クリミナルズを結成し、ニューヨークのクラブ・シーンで演奏していました。

その後、90年代初期にロサンゼルスへ移住したシルヴェインは、アルバム『Sleep Baby Doll』をリリースし、90年代後期にはLAのパンク・バンドとツアーを行なっていましたが、2004年にニューヨーク・ドールズの生き残りメンバーらとバンドを再結成し、2011年までに3枚のスタジオ・アルバムをリリースしました。

また、2018年2月には「ザ・ドールズ」として東京で2公演を行ないましたが、2019年にガンを公表し、クラウドファンディングのGoFundMeで治療費の寄付を募っていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。