フィラデルフィア・ソウルの巨人、ブルース・ハウズが67歳で死去

フィラデルフィア生まれのハウズは、両親がゴスペル歌手で、幼い頃から教会で歌っていました。その頃から曲も書いていたハウズは、自身が作詞・作曲した「I Could Never（Repay Your Love）」が、1972年に大物プロデューサーのトム・ベルによって選ばれ、スピナーズ1973年のアルバム『Spinners』に収録されたことを機にプロとしてのキャリアをスタートさせました。

ハウズは、ソングライター仲間のジョセフ・ジェファーソンとチャールズ・シモンズと共に、スピナーズのソングライター・チームとしてベルに雇われ、3人はスピナーズのNo.1ヒット曲「Mighty Love」や、「One of a Kind （Love Affair）」「（They Just Can’t Stop It）Games People Play」をはじめとする数々のヒット曲を手掛けたほか、ベルがプロデューサーを担当していたテンプテーションズ、メジャー・ハリス、ディオンヌ・ワーウィックらの作品でもコラボしていました。

またハウズは、長年にわたりR&B／ソウル・バンドのブルー・マジックや、ロレッタ・ハロウェイ、ハロルド・メルヴィン＆ザ・ブルー・ノーツ、スリー・ディグリーズ、メルバ・ムーア、ウィスパーズらにも曲を提供し、彼の楽曲はヒップホップ・アーティストらによってサンプリングされています。

ハウズは、2020年を通じて売り出し中のアーティストらとレコーディングや作曲を行ない、折に触れて自身の曲もリリースしていました。

また、2013年には自叙伝『Growing Up In the Sound of Philadelphia（From The Inside Out）』も出版しています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。

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ブルス・ハウズ・プレイリスト