新世代ピアノ・トリオのゴーゴー・ペンギン、リミックス・アルバムのリリース決定。日本からはコーネリアス、Yosi Horikawaが参加

これまでにもMLCではその動向をお伝えしてきたゴーゴー・ペンギンですが、今度は本人たちも長年構想を温めてきたというリミックス・アルバムの発売が決定しました。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉
 

新世代ピアノ・トリオのゴーゴー・ペンギン、長年構想を温めていたリミックス・アルバムのリリースが決定。日本からはコーネリアス、Yosi Horikawaが参加。

2009年結成のマンチェスター発の新世代ピアノ・トリオ、ゴーゴー・ペンギン。ジャズをベースとしつつエレクトロニカやクラシックの影響も感じさせる斬新なパフォーマンスは世界中から高く評価され、2020年にリリースしたブルーノート3作目となるアルバム『ゴーゴー・ペンギン』も記憶に新しい。そんな彼らが今回バンド初となるリミックス・アルバム『GGP/RMX』を5月7日にリリースすることが決定、本日先行トラック「アトマイズド (Machinedrum Remix)」の配信がスタートした。

本作はアルバム『ゴーゴー・ペンギン』に収録されていた11曲のうち、10曲のリミックス・ヴァージョンを収録したもので、このコンセプトはバンドが数年にわたり温めていたものだったという。参加リミキサーとしてジェームス・ホールデンやマシンドラム、808ステイトという豪華なアーティストが名を連ねる中、日本からはコーネリアスとミュージシャン/サウンド・デザイナーのYosi Horikawaが参加している。中でも1曲目の「コラ(Cornelius Remix)」を手掛けたコーネリアスの小山田圭吾は、「remixerに808ステイトが入っていて、マンチェの血を感じました。ゴーゴー・ペンギンは、ヒプノティックな生演奏が魅力なので、なるべく彼らの演奏を残したいと思いました。世の中が落ち着いたら、ライヴを見に行ってみたいです」とコメントしている。ピアノのクリス・イリングワースはこのリミックスについて、「コーネリアスのミックスは知的で美しく、アルバムの始まりとしてとても良いと思った。ピアノのメロディをシンセのラインと併せて再配置することでそのメロディがより強調されて、楽曲に新しくて個性的なキャラクターを加えている。リミックス・アルバムにピッタリだね」と語っている。

また、Yosi Horikawaが手掛けた「エンバース(Yosi Horikawa Remix)」について、ドラムのロブ・ターナーは「Yosiはいつも美しく感情的なサウンドスケープを生み出し、最もユニークなサウンド・プロダクションを行なっているアーティストの一人だ。この世界に存在する音を組み合わせて、誰も聴いたことのないようなものを創り上げ、信じられないほど深く広大な表現をしている。今回のリミックスにあたってまず名前が浮かんだのがYosiだったよ、そして彼は僕たちにとってスペシャルなものを創り上げてくれたんだ」とコメントしている。

もとよりエレクトロニカ色も濃いゴーゴー・ペンギンのサウンドだけに、リミックスとの相性は抜群。バンドのミュージシャンシップやユニバーサルなサウンドを違った形で体感出来る充実の仕上がりとなっている。一足早く配信開始となったマシンドラムによるリミックス「アトマイズド(Machinedrum Remix)」を楽しみつつ、アルバムの発売を待とう。

商品詳細
GoGo Penguin 
『GGP/RMX』

CD(2021/5/7)輸入盤

国内盤
ゴーゴー・ペンギン『GGP/RMX』
2021.5.7発売 SHM-CD UCCQ-1138 ¥2,860(tax in)
1. コラ (Cornelius Remix) (4:22)
2. アトマイズド (Machinedrum Remix) (6:15)
3. エンバース (Yosi Horikawa Remix) (4:09)
4. F・メジャー・ピクシー (Rone Remix) (4:17)
5. F・メジャー・ピクシー (Squarepusher Remix) (6:22)
6. オープン (Nathan Fake Remix) (4:33)
7. シグナル・イン・ザ・ノイズ (808 State Remix) (5:38)
8. トーテム (James Holden Remix) (8:16)
9. トゥ・ザ・Nth (Shunya Remix) (6:51)
10. プチ_ア (Clark Remix) (6:25)
11. ドント・ゴー (Portico Quartet Remix) (5:44)
1. 1_#
2. アトマイズド
3. シグナル・イン・ザ・ノイズ
4. オープン
5. F・メジャー・ピクシー
6. コラ
7. トーテム
8. エンバース
9. トゥ・ジ・NTH
10. ドント・ゴー
11. プチ_ア (日本盤ボーナス・トラック)

■ゴーゴー・ペンギン バイオグラフィ

2009年イギリスのマンチェスターで結成された新世代ピアノ・トリオ。地元マンチェスターのクラブを中心にライヴ活動をスタートさせ、2012年マンチェスターのインディーズ・レーベル、ゴンドワナ・レコーズよりアルバム『Fanfares』をリリース。同年、ロンドンの著名なDJジャイルス・ピーターソンが人気番組の中でベスト・ジャズアルバムとして紹介し、自身のコンピレーションにも収録され話題となる。

オリジナル・メンバーであるピアノのクリス・アイリングワースとドラムスのロブ・ターナーに2013年初旬にニュー・ベーシスト、ニック・ブラッカが加わり現在のメンバーとなリ、2014年に2枚目のアルバム『V2.0』をリリース。イギリス国内で評判が上がる中、2014年度のイギリスの権威ある音楽賞マーキュリー・プライズに、ブラーのデーモン・アルバーンのソロ・アルバムなどとともに『V2.0』がノミネートされ、世界中から一気に注目を浴びる。

ブルー・ノートの社長であるドン・ウォズも『V2.0』を聴いてすぐさま気に入り、僅か2日後にハンブルグのウーバー・ジャズ・フェスティバルを観に飛び立ち、その圧倒的ライヴ・パフォーマンスを目の当たりにしたことをきっかけに、2015年春、ついにブルー・ノートと複数枚契約を結ぶ。2016年1月にブルー・ノートより第一弾となる『マン・メイド・オブジェクト』をリリース。

ピアノのクリスがマンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージックでクラシックを学んでいることから、ジャズをベースにしながらもラフマニノフ、ドビュッシー、ショパンなどのクラシックや、ブライアン・イーノ、ジョン・ケージなどの現代音楽、さらにエイフェックス・ツイン、ジョン・ホプキンス、アンダーワールドほか、テクノ、ドラムンベース、エレクトロニカ、ポスト・ロック、ダブステップなどのダンス・ミュージックからも強い影響を受けており、エレクトロニック・ミュージック・シーンが浸透しているイギリスならではの「踊れるジャズ」をアコースティック楽器でプレイするバンド・スタイルは、“アコースティック・エレクトロニカ・トリオ” と世界中で賞賛。2016年にはコーチェラ・フェスティバル、2017年にはSXSWに唯一の「ジャズ」アクトとして出演、2018年にはボナルーへも出演。2020年にはブルー・ノートからの3作目にしてバンド名を冠したセルフ・タイトルド・アルバム『ゴーゴー・ペンギン』をリリース、大きな反響を呼んだ。


■ゴーゴー・ペンギン オフィシャルリンク

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商品詳細
ゴーゴー・ペンギン
『Fanfares』

CD(2013/1/1)¥1,954
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