ゴーゴー・ペンギン、最新スタジオ・アルバムをリリース。「ドント・ゴー」が先行配信、ライヴ・ビデオも公開

英プログレッシヴ・ジャズ・トリオのゴーゴー・ペンギン(GoGo Penguin)が、6月5日に最新スタジオ・アルバム『GoGo Penguin』をリリースしました。
このアルバムは2018年の『A Humdrum Star』に続く作品で、全10曲が収録されています。
ピアニストのクリス・イリングワース(Chris Illingworth)、ドラマーのロブ・ターナー、ベーシストのニック・ブラッカ(Nick Blacka)から成るゴーゴー・ペンギンは、すでにアルバムから「F Maj Pixie」と「Don’t Go」のミュージック・ビデオを公開しており、このプロショット映像は、マンチェスターのデポ・メイフィールド(Depot Mayfield)で撮影されています。
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〈以下メイカー・インフォメーションより〉
マンチェスター発の新世代ピアノ・トリオ、ゴーゴー・ペンギンが、6月5日に世界同時リリースのニュー・アルバム『ゴーゴー・ペンギン』から4thトラック「ドント・ゴー」をリリース。合わせてライヴ・ビデオも公開された。
アルバムの最後に収録されている本楽曲(※日本盤には、この後にボーナストラック収録)に関してべースのニックは以下のようにコメントしている。
「最後にクリスがピアノのループを弾き続けることにしたんだけど、実際にヘッドマイクを掴んで、ゆっくりとピアノから離れていったんだ。それから、『ドアの外に出てドアを閉めよう』と思ったんだ。だから、このアルバムの終わり方は、このエモーティヴな異世界のような音の中に迷い込んでしまったとしても、それを作っていたのは人間であり、部屋の中で一緒にいた人たちであり、リアルタイムで起こっていたのだということを人々に思い出させるためのものだったんだ」。
本トラックを実際に聴くと、このコメントに深く頷けるはず。ぜひ聴いて実感してみよう。
ライヴ・ビデオは、黙々と演奏しながらもエネルギーほとばしる3人を堪能できる内容となっている。

■ゴーゴー・ペンギン バイオグラフィ
2009年イギリスのマンチェスターで結成。地元のクラブを中心にLIVE活動をスタートさせ、2012年マンチェスターのインディーズ・レーベル、ゴンドワナ・レコーズよりアルバム『Fanfares』をリリース。同年、ロンドンのDJジャイルス・ピーターソンの番組でベスト・ジャズ・アルバムとして紹介され、ジャイルスのコンピレーションにも収録され話題に。
オリジナル・メンバー、ピアノのクリス・イリングワースとドラムスのロブ・ターナーに2013年初旬にニュー・ベーシスト、ニック・ブラッカが加わり現在のメンバーとなリ、2014年に2枚目のアルバム『V2.0』をリリース。2014年度のイギリスの権威ある音楽賞マーキュリー・プライズに、ブラーのデーモン・アルバーンのソロ・アルバムなどとともに『V2.0』がノミネートされ、世界中から一気に注目を浴びる。
ブルー・ノートの社長であるドン・ウォズも『V2.0』を聴いて即時に気に入り、僅か二日後にハンブルグのウーバー・ジャズ・フェスティバルを観に飛び立ち、その圧倒的ライヴ・パフォーマンスを目の当たりにしたことをきっかけに、2015年春、ついにブルー・ノートと複数枚契約を結ぶ。2016年1月にブルー・ノート第一弾『マン・メイド・オブジェクト』、2018年には第二弾『ア・ハムドラム・スター』をリリース。
ジャズをベースにしながらもラフマニノフ、ドビュッシー、ショパンなどのクラシックや、ブライアン・イーノ、ジョン・ケージなどの現代音楽、さらにエイフェックス・ツイン、ジョン・ホプキンス、アンダーワールドほか、テクノ、ドラムンベース、エレクトロニカ、ポストロック、ダブステップなどのダンス・ミュージックからも強い影響を受けており、エレクトロニック・ミュージック・シーンが浸透しているイギリスならではの「踊れるジャズ」をアコースティック楽器でプレイするバンド・スタイルは、“アコースティック・エレクトロニカ・トリオ” と世界が賞賛する話題のバンド。
2016年にはコーチェラ・フェスティバル、2017年にはSXSWに唯一の「ジャズ」アクトとして出演、2018年にはボナルー、日本のASAGIRI JAMにも出演。
■ゴーゴー・ペンギン オフィシャルリンク


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