FM COCOLO『Vintage Hits Parade』月イチ企画【森田編集長 今月の一冊】『レッド・ツェッペリン大全』

関西圏で受信可能なFM COCOLOで大好評放送中の番組『Vintage Hits Parade』(毎週日曜 21:00-23:00/DJ 加美幸伸)は、洋楽が熱かった60〜80年代の名曲を、日本でのヒット曲を中心に、その時代背景やエピソードを加え、新たな魅力とともに楽しめる2時間生放送の音楽番組。
同番組内にて、MUSIC LIFE CLUBがコラボしている、その名も “MUSIC LIFE VINTAGE” というコーナー。その “MUSIC LIFE VINTAGE” の毎月最終週放送回でのMUSIC LIFE CLUB現編集長:森田がコメント出演、おススメの書籍とそれにまつわるエピソードを語る【森田編集長の今月の1冊】。今回は昨年2020年6月28日:第2回目放送分、森田編集長がピック・アップしたのは『レッド・ツェッペリン大全』です。
番組HP
FM COCOLO『Vintage Hits Parade』
(DJ 加美幸伸 / 毎週日曜 21:00-23:00 / 関西圏:76.5MHz / radikoでも試聴可能)
番組Twitterはこちら
@VinPare765
※インターネットラジオ「radiko」でも試聴可能。関西圏以外の方は「radikoプレミアム」での試聴可能となります。

森田編集長 今月の一冊
『レッド・ツェッペリン大全』


レッド・ツェッペリン大全
3,080円
今月の1冊は『レッド・ツェッペリン大全』という本です。A4版のかなり大きい本ですが、『CLASSIC ROCK MAGAZINE』という雑誌がイギリスにありまして、そこが出した書籍の翻訳版になります。『CLASSIC ROCK MAGAZINE』はクラシック・ロックに特化した、どちらかというとハード・ロックよりの雑誌です。取材力もありますし、調査能力も高く、作られたこの本も非常に中身の濃いものになっています。日本ではツェッペリンの本というのは、マニアックなものか、簡単な初歩的なものか、どちらかに大別されてしまいますが、この本は非常にバランス良くツェッペリンの総体が分かるような内容です。写真も大きな判ですので、迫力のある掲載になっていて、かなり楽しめるのではないでしょうか。
ツェッペリンといえば、今ではハード・ロックの権化、ヘヴィ・メタルの元祖的な形で語れることが多いんですが、彼らは初期からUKフォークやワールド・ミュージック的な要素を含んでいたバンドですので、そこら辺が今でも多くのロック・ファンから支持される理由の一つになっていると思います。当然ながらジミー・ペイジのリフ作り、作曲能力の高さ、ロバート・プラントのヴォーカルのエネルギーであるとか、他のバンドにない実力があることは確かなんですけれども、ツェッペリンの音楽は聴けば聴くほど深い溝にハマっていく要素というのは、多層の音楽性にあるんじゃないかと思っています。そういった事もこの本にはしっかり書かれています。
またとっても非常に珍しいインタヴューが載っていたり、こういう所に目を付けたかというコラムがあったり、かなり楽しめる内容になっています。
私が直接メンバーに会ったのはロバート・プラントだけです。彼がソロ・アルバムのプロモーション来日した時に直接インタビューをしました。彼はツェッペリンで来日した時に、その無限のエネルギーといいますか、5時間くらい平気で歌えちゃう体力、当然若かったんですが、そういった所からも非常に恐れられていた人物だったんですね。私が会った時は、いわゆる傲慢な時期は過ぎていまして、人として落ち着いていて、大人のロック・シンガーといった感じでした。質問に対しても的確に答えますし、激高することも、感情に左右されることもなく、非常にジェントルな反応をしてくれていました。それがステージに立つと、まったく違うような人格になるのですから、まさにロック・ミュージシャン的な人物という印象があります。
彼はツェッペリンが解散してから、すぐにソロ・アルバムを出して、作品的にも成功していて音楽的幅を広げていった所があるから、ジミー・ペイジよりも常に現役というイメージはありますね。
ツェッペリンといえば、今ではハード・ロックの権化、ヘヴィ・メタルの元祖的な形で語れることが多いんですが、彼らは初期からUKフォークやワールド・ミュージック的な要素を含んでいたバンドですので、そこら辺が今でも多くのロック・ファンから支持される理由の一つになっていると思います。当然ながらジミー・ペイジのリフ作り、作曲能力の高さ、ロバート・プラントのヴォーカルのエネルギーであるとか、他のバンドにない実力があることは確かなんですけれども、ツェッペリンの音楽は聴けば聴くほど深い溝にハマっていく要素というのは、多層の音楽性にあるんじゃないかと思っています。そういった事もこの本にはしっかり書かれています。
またとっても非常に珍しいインタヴューが載っていたり、こういう所に目を付けたかというコラムがあったり、かなり楽しめる内容になっています。
私が直接メンバーに会ったのはロバート・プラントだけです。彼がソロ・アルバムのプロモーション来日した時に直接インタビューをしました。彼はツェッペリンで来日した時に、その無限のエネルギーといいますか、5時間くらい平気で歌えちゃう体力、当然若かったんですが、そういった所からも非常に恐れられていた人物だったんですね。私が会った時は、いわゆる傲慢な時期は過ぎていまして、人として落ち着いていて、大人のロック・シンガーといった感じでした。質問に対しても的確に答えますし、激高することも、感情に左右されることもなく、非常にジェントルな反応をしてくれていました。それがステージに立つと、まったく違うような人格になるのですから、まさにロック・ミュージシャン的な人物という印象があります。
彼はツェッペリンが解散してから、すぐにソロ・アルバムを出して、作品的にも成功していて音楽的幅を広げていった所があるから、ジミー・ペイジよりも常に現役というイメージはありますね。

ペイジ&プラント大全
3,080円
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レッド・ツェッペリン ライヴ・ツアー・イン・ジャパン 1971 & 1972〈シンコー・ミュージック・ムック〉
3,520円
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