ジョージ・ハリスン主催の1971年「バングラデシュ・コンサート」、50周年記念コンサートがインドで開催予定

The Concert for Bangladesh, August 1, 1971

ジョージ・ハリスンとインドのシタール奏者、ラヴィ・シャンカールが主催した1971年の「バングラデシュ・コンサート」が50周年を迎え、ハリスンの息子ダーニ・ハリスンと、シャンカールの娘でシタール奏者／作曲家のアヌーシュカ・シャンカールが今年、インドで50周年記念のコンサートを計画しているそうです。

1971年8月1日、バングラデシュ難民を救済するためのチャリティ・コンサート「Concert for Bangladesh」がNYマディソン・スクエア・ガーデンで開催され、ハリスンの呼び掛けにより、ボブ・ディラン、リンゴ・スター、エリック・クラプトン、レオン・ラッセル等、錚々たる面々が集結しました。
本来ラヴィ・シャンカールが発案した同コンサートは、ロック界初の大規模なチャリティ・イベントになり、結果的に何百万ドルもの収益金がUNICEFに寄付され、その後の「Live Aid」や「USA For Africa」などに多大な影響を与えました。

同公演の模様は、ライヴ・アルバム『The Concert for Bangla Desh』として1971年12月に発売され、ハリスンとリンゴ、クラプトンによる「While My Guitar Gently Weeps」や、ハリスンの「Here Comes the Sun」、ディランの「A Hard Rain’s A-Gonna Fall」「Blowin’ in the Wind」「Just Like a Woman」など多数の名曲がフィーチャーされた同作は、1973年のグラミー賞で「最優秀アルバム賞」を受賞しました。
また、1972年には、同名のドキュメンタリー映画が一般公開されています。

Various Artists『The Concert For Bangla Desh』
（Apple Records／3LPs：1971年）
収録アーティスト：George Harrison, Ravi Shankar, Billy Preston, Eric Clapton, Leon Russell, Bob Dylan

George Harrison and Friends『The Concert For Bangladesh』
（Apple Records／2DVDs：2005年）
収録アーティスト：George Harrison, Ravi Shankar, Billy Preston, Eric Clapton, Leon Russell, Bob Dylan

なお、50周年記念コンサートのニュースに関しては、インドのメディアが3月14日に発表し、続いて3月18日には書籍出版社のジェネシス・パブリケーションズが触れており、間もなく公式に発表される模様です。