リンジー・バッキンガム「ポップなアルバムを作ろうとしていたんだけど、ちょこっと寄り道をして、アートな楽曲も入れたかったんだ」

リンジー・バッキンガム10年ぶりのソロ・アルバム『Lindsey Buckingham』が9月17日発売になることはすでにお伝えした通りですが(6月9日MLCニュース)、先行シングル「アイ・ドント・マインド」配信に合わせたプレスリリースが発表になり、そこでは本人のコメントが引用されています。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

直感的なメロディと何層にも重ねられたヴォーカル・ワーク、そしてあのフィンガー・ピッキング・スタイルによる特徴的なギター・サウンドが今、スリリングな音楽体験を世界に届けてくれる……。フリートウッド・マックの黄金期を支え、ソロ・アーティストとしても輝かしいキャリアを持つ偉大なるミュージシャン、リンジー・バッキンガムが、ソロ名義としては実に約10年振りとなる最新作『LINDSEY BUCKINGHAM』を完成させました。9月17日に発売・配信となります。 

現代における偉大なギタリストの一人であり、偉大なソングライターの一人であり、そして偉大な音楽的表現者の一人として知られるアーティスト、リンジー・バッキンガム。ロックの殿堂入りを果たし、3度のグラミー賞を受賞する経歴を持つ彼は、プロデューサーとしてもその才能を発揮するだけでなく、フリートウッド・マックのギタリスト/ヴォーカリスト、そしてチーフ・ソングライターとしてバンドの黄金期を支え、さらにはソロ・アーティストとしても多くのファンやミュージシャンから敬愛されるアーティストだ。 

◆そんな彼が、ソロ名義としては2011年のアルバム『SEEDS WE SOW』に続く約10年振りとなる、自らの名前をタイトルに関した最新作『LINDSEY BUCKINGHAM』を完成させた。1981年にソロ・アーティストとして発表したファースト・アルバム『LAW AND ORDER』に始まり、現在までに彼が発表してきた7枚のスタジオ・アルバムと3枚のライヴ・アルバムたちと同様、この最新作『LINDSEY BUCKINGHAM』には、バッキンガムの直感的なメロディ・ラインと卓越したフィンガー・ピッキングが生み出すギター・スタイルをじっくりと堪能させてくれる楽曲がたっぷりと収録されており、リンジー・バッキンガムというアーティストが、彼の世代において最も独創的で、最も衝撃的なミュージシャンであることを再認識させてくれる、見事なスタジオ・アルバムだ。 

◆ソングライティングからプロデュースも自らが担当し、ロサンゼルスにある彼のホーム・スタジオにてレコーディングが行なわれたこのアルバムは、一聴して誰のサウンドかわかるほどに特徴的なギター・ワークと何層にも重ねられたヴォーカル・ワークといったリンジー・バッキンガムの魅力を余すところなくサウンドに封じ込めた作品だ。アルバムの情報とともに公開された最新曲「I Don't Mind」を始め、「Power Down」や「Scream」「Swan Song」といった楽曲を聴けば、その魅力をじっくりと楽しむことができるだろう。また、今作には、彼が10代の頃に大好きで、いつかカヴァーをしたいと思い続けていた、60年代のフォーク・グループ、ポゾ・セコ・シンガーズのヒット曲「Time」のカヴァーも収録されている。 

◆この「Time」について、バッキンガムはこうコメントしている: 「もともとポップなアルバムを作ろうとしていたんだけど、ちょこっと寄り道をして、ポップというよりもはやアートといってもいいくらいの楽曲も入れたかったんだ。年を取ってくれば、自分がやっていることに対してもっと地に足がついた状態になってくるだろ。俺にとって年を取るっていうことは、常にそこにあり続ける純粋さや理想論といったものをより強く感じさせてくれることなんだろうな」 

◆また、現在公開されている最新曲「I Don't Mind」に関してはこうコメントしている: 「この曲は、このアルバムの他の曲と同様に、長い関係性を持った二人が直面する乗り越えるべき問題に関しての曲さ。関係が長く続くほど、最初の頃のダイナミックな感情をより強いものにするために、お互いを認め合い、問題をともに乗り越えていくといった柔軟性が必要になってくるだろ。それこそが関係性を長く続かせる要素なんだ。この曲はその大事な要素やスピリット、そして自制心といったものを祝福する歌なんだ」 

◆このアルバム発表に伴い、リンジー・バッキンガムは30都市を回るアメリカ・ツアーを実施することが予定されている。2019年の手術後、初めてファンの前に姿を現しパフォーマンスをすることになるこのツアーは、2021年9月1日のミルウォーキーのPabst Theatreを皮切りに、ニューヨークの「The Town Hall」やロサンゼルスの「The Theatre at Ace Hotel」といった会場を回る、12月まで続くツアーとなる予定だ。

リンジー・バッキンガム公式サイト

商品情報
Lindsey Buckingham
『Lindsey Buckingham』

CD(2021/9/17)輸入盤
LP(2021/9/17)輸入盤

■Lindsey Buckingham 2021 Tour Dates
09/01 – Milwaukee, WI @ The Pabst Theater
09/03 – Prior Lake, MN @ Mystic Lake – Mystic Showroom
09/04 – New Buffalo, MI @ Four Winds Casino Resort / Silver Creek Event Center
09/07 – Munhall, PA @ Carnegie of Homestead Music Hall
09/08 – North Tonawanda, NY @ Riviera Theatre
09/09 – Northampton, MA @ The Academy of Music
09/11 – Medford, MA @ The Chevalier Theater
09/12 – Portsmouth, NH @ The Music Hall
09/14 – Washington, DC @ Warner Theatre
09/16 – New York, NY @ The Town Hall
09/18 – Atlantic City, NJ @ Tropicana Casino & Resort
09/19 – Reading, PA @ Santander Performing Arts Center
09/21 – Charlotte, NC @ Knight Theatre
09/22 – Atlanta, GA @ Woodruff Arts Center – Symphony Hall
09/24 – Knoxville, TN @ Bijou Theatre
09/26 – Ponte Vedra Beach, FL @ Ponte Vedra Concert Hall
09/27 – Clearwater, FL @ Ruth Eckerd Hall
09/29 – Melbourne, FL @ King Center for the Performing Arts
09/30 – Fort Lauderdale, FL @ Parker Playhouse

12/02 – Los Angeles, CA @ The Theatre at Ace Hotel
12/03 – El Cajon, CA @ Magnolia Performing Arts Center
12/05 – Tucson, AZ @ Fox Tucson Theatre
12/08 – Austin, TX @ The Paramount Theatre For the Performing Arts
12/09 – Dallas, TX @ Majestic Theatre
12/11 – Sugar Land, TX @ Smart Financial Centre
12/13 – Huntsville, AL @ Von Braun Center – Mars Music Hall
12/15 – Kansas City, MO @ Uptown Theater
12/17 – Oklahoma City, OK @ The Criterion
12/18 – Wichita, KS @ Orpheum Theatre
12/20 – Boulder, CO @ Boulder Theater
Lindsey Buckingham
I Don't Mind (Official Audio)

(ワーナーミュージック・ライフより転載/構成)

商品詳細
Lindsey Buckingham
『Seeds We Sow』

CD(2018/11/2)輸入盤
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