メタリカ、通称『ブラック・アルバム』のリマスター・デラックス・ボックス・セットがリリース決定。53アーティストによるカヴァー・アルバムも発売

もう1つは、同時リリースされる『メタリカ・ブラックリスト』。前代未聞の50人強のアーティストによる『メタリカ』のカヴァー・アルバムで、ジャンル、世代、文化、大陸を超え、それぞれがお気に入りの “ブラック・アルバム” からの曲を独自の解釈でカヴァーしている。

『メタリカ』は、商業的にも評価的にも史上最も成功したレコードの１枚だ。1991年にリリースされ、全米（4週）を含む10か国以上で初のアルバム1位を獲得、現在までに全世界で3,500万枚を売り上げ、グラミー賞を受賞し、「エンター・サンドマン」「ジ・アンフォーギヴン」「ナッシング・エルス・マターズ」「ホェアエヴァー・アイ・メイ・ローム」「サッド・バット・トゥルー」というメタリカの代表曲の数々を生み出した歴史的名盤。メタリカはこのアルバムで一気にスタジアム・ヘッドライナー級バンドへと登り詰めた。ニールセン・サウンドスキャン史上最も売れたアルバム、という紛れもない事実が物語るように、『メタリカ』は過去30年間に発売された全ジャンルのどのアルバムよりも売れたアルバムとしての揺るぎない地位に今も君臨する。

『メタリカ・ブラックリスト』は、メタリカをメインストリームに押し上げた “ブラック・アルバム” が持っていた魅力、その後も時代やあらゆる境界を超えてファンとミュージシャンに愛され続ける12曲に、新たな洞察による新側面を見せてくれる。シンガー・ソングライター、カントリー、エレクトロニック、ヒップホップ、パンクロック、インディー、ロック、メタル、ワールド・ミュージックまで、実に幅広いアーティストが参加している。メタリカの音楽への情熱という以外、ほとんど何の共通点もない何十名ものミュージシャンが集まったこと自体が驚異的である。

『メタリカ・ブラックリスト』全楽曲のセールス、ダウンロード、ストリーミングによる収益は均等に分配され、各参加アーティストが指定するチャリティ団体、並びにメタリカが運営する「オール・ウィズイン・マイ・ハンズ基金」に寄付される。