ガールズ・アラウドのシンガー、サラ・ハーディングが39歳で死去

UKポップ・グループ、ガールズ・アラウド（Girls Aloud）の共同創始者でシンガーだったサラ・ハーディング（Sarah Harding）が9月5日、乳ガンのため39歳で死去しました。

母親のマリーがSNSで訃報を伝えています。

「私の美しい娘、サラが亡くなったことを本日お伝えすることになり、深い悲しみに包まれています。多くの方々は、サラがガンと診断された日から亡くなるまで、力強く闘っていた事をご存じでしょう。彼女は今朝、安らかに息を引き取りました。この1年にわたり、彼女を優しく支援してくださった皆様に感謝を申し上げます。サラにとって、それはかけがえのないもので、自分が愛されていたことを知るための大きな力と慰めになりました。彼女は、この恐ろしい病と闘ったことで記憶されるのを望んでおらず、私は彼女が明るく輝いていた星として記憶されることを願っております」

サラは昨年8月、乳ガンと診断され、ガンが他の部位にも広がっていることを公表し、今年初頭には、医者から「今年のクリスマスを迎えることはないだろう」と言われたと語っていました。3月に出版した自叙伝では、「病気を公表したのは、ガンの心配がある人たちに、手遅れになる前に受診してほしいという思いからだった」と綴っています。

2002年に結成されたガールズ・アラウドは、ITVのタレント番組『Popstars：The Rivals』から生まれた5人組の女性ポップ・グループで、2003年のデビュー・シングル「Sound of the Underground」を含めた４枚のシングルがUKチャートの第1位に輝き、4枚のアルバムがプラチナ・ディスクに認定され、2000年代を代表するUKポップ・グループに成長しました。

しかしながら2009年に活動停止状態となり、メンバーたちはソロ活動に転向、2012年に10周年記念ツアーで再結成したものの、翌2013年に解散を発表しました。

その後、ハーディングはBBCのTV番組や映画で女優として活動し、2017年にはリアリティ番組『Celebrity Big Brother』にも出演していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。