ジューダス・プリーストのリッチー・フォークナー、緊急手術後に声明を発表

フォークナーは10月5日、当時の詳細を綴った声明を発表しています。

「僕は、これまで与えられてきた機会に感謝してきました。自分の大好きな音楽を、世界中の大好きな人々のために、自分の大好きなバンドと演奏することが出来、自分を最も幸運な人間だと思っています。本日、この声明を皆さんに打つことが出来るのは、最高の贈り物です」

「フェスティバルの映像を見ると、“Painkiller” の演奏中に大動脈が破裂し、胸腔内に血が流れ込み、困惑と苦痛の表情を浮かべているのが分ります。主治医によると、大動脈瘤と大動脈解離を発症していたのです。外科医からは、通常なら生きて病院に搬送されることはないと言われました。僕は近くのラッド・ハート＆ラング・センター（Rudd Heart & Lung Center）に運ばれ、10時間半にも及ぶ緊急開胸手術を受けました。胸部5ヵ所が機械の部品に交換され、今の僕は文字通りメタルでできています」

「全く違う結果になっていたかもしれません。あの夜は、僕らの後にメタリカが演奏するので1時間のステージでしたが、もしフルセットのライヴだったら、完全に倒れるまで演奏したのだろうか？　もし、あれほどアドレナリンで高揚してなかったら、病院に着くまで生きていたんだろうか？　4マイル先にあった病院が、もっと遠かったら……そんな考えが頭をよぎります」

「今でも生きていることに感謝しています。状況がどうであれ、映像を見ると、僕が死にかけていたのは事実なのです」

最後にフォークナーは、友人、家族、バンド、クルー、マネジメント、ファンへの感謝を述べると共に、これまで病気の予兆がなかったため、健康診断を受けてほしいと呼びかけていました。

なお、ジューダス・プリーストは、北米ツアーの残り25公演を延期しており、日程が再調整され次第、発表するそうです。

■延期された25公演のツアー日程
Sep 29 – Denver, CO – The Mission Ballroom^
Sep 30 – West Valley City, UT – Maverik Center

Oct 02 – Everett, WA – Angel of the Winds Arena
Oct 03 – Portland, OR – Moda Center
Oct 05 – Oakland, CA – Fox Theater^
Oct 06 – Los Angeles, CA – Microsoft Theater^
Oct 08 – Las Vegas, NV – Zappos Theatre – Planet Hollywood
Oct 09 – Phoenix, AZ – Arizona Federal Theatre
Oct 12 – San Antonio, TX – Freeman Coliseum^
Oct 13 – Cedar Park, TX – HEB Center^
Oct 15 – Irving, TX at Pavilion – Toyota Music Factory
Oct 16 – Oklahoma City, OK – The Zoo Amphitheatre^
Oct 19 – Independence, MO – Cable Dahmer Arena
Oct 21 – Nashville, TN – Nashville Municipal Auditorium
Oct 22 – Alpharetta, GA – Ameris Bank Amphitheatre
Oct 24 – Charleston, WV – Charleston Civic Center Coliseum
Oct 25 – Philadelphia, PA – The Met
Oct 27 – Newark, NJ – Prudential Center
Oct 28 – Oxon Hill, MD – MGM National Harbor
Oct 30 – Mashantucket, CT – Foxwoods Resort Casino – Grand Theater^
Oct 31 – Lowell, MA – Tsongas Center at UMass Lowell

Nov 02 – Halifax, NS – Scotiabank Centre
Nov 04 – Laval, QC – Place Bell
Nov 05 – Hamilton, ON – FirstOntario Centre