元KISSのドラマー、故エリック・カーが「メタルの殿堂」入り

ERIC CARR Metal Hall of Fame Induction Sept 12th 2021

 

元KISSのドラマーで1991年に他界したエリック・カーが9月12日、「メタルの殿堂」入りを果たし、ジェフ・スコット・ソート（イングウェイ・マルムスティーン／サンズ・オブ・アポロ）や、チャーリー・ベナンテ（アンスラックス）、ボビー・ロック（ヴィニー・ヴィンセント・インヴェージョン）らのコメントをフィーチャーしたセレモニーのビデオが公開されています。

カーは1980年にピーター・クリスの後任としてKISSに加入し、1981年のアルバム『Music From The Elder』からレコーディングに参加しました。1991年のシングル「God Gave Rock And Roll To You II」がKISSでの最後のレコーディングになり、同年9月に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワーズへの出演を最後に公の場を去りました。

カーは、KISSファミリーで最も愛されたメンバーの一人で、カーの没後20周年となった2011年、ポール・スタンレーは次のように語っていました。
「KISSが激動と混乱の真っただ中にあった時も、エリックが落ち着きと楽観的な明るさをもたらしてくれたから、俺たちは再び音楽に集中し前進することができた。彼がバンドの復活に貢献したことを大げさに言っているのではない。彼の音楽に対する献身は、彼のファンへの献身と同じだった。彼は他人の悪口が言えない優しい心の持ち主で、彼のことはいつも思い出している」

なお、4月22日のMLCニュースでお伝えしたように、カーのドキュメンタリー制作は現在も進行中です。