クイーンのロジャー・テイラーとブライアン・メイ、テイラー・ホーキンズを追悼

2020年1月6日のMLCニュースでお伝えしたように、クイーンのロジャー・テイラーは2020年、音楽への貢献が認められ、英国王室からOBE(Order of the British Empire=オフィサー/大英帝国勲章4等勲爵士)を受勲しました。
その式典が今年の3月30日にウィンザー城で行なわれ、チャールズ皇太子からOBEを授与されたロジャーは、テイラー・ホーキンズを追悼し、次の声明を発表しました。

「僕の家族とテイラーの家族はとても親しかった。僕の妻は、テイラーを人間の姿をした太陽の光と呼び、彼は最高に素晴らしい人でした。彼と再び会うことがないなんて、本当に信じられない。彼は、僕の息子ルーファス(ダークネスのドラマー)の指導者であり、多くのことで協力してくれました。彼がいなくなり、とても寂しくなります。この勲章は、テイラー・ホーキンズに捧げたいと思います」

また、ブライアン・メイは先日、SiriusXMラジオの番組『Debatable』で、ホーキンズについて次のように語っています。

「テイラーはクイーンと非常に親しかったんだ。僕のスタジオにも何度か来たことがあって、僕らはよく話していた。彼が亡くなるちょうど一週間前にも話していて、デイヴ(・グロール)のことや、人生について、彼の喜びや不満、フー・ファイターズにいることについて語り合っていたんだ」

「テイラーと初めて会ったのは、彼がロンドンでアラニス・モリセットのドラマーをしていた時で、僕らはすぐに仲良くなった。彼は、ロジャーと息子のルーファスとも非常に親しくなって、ルーファスはテイラー(・ホーキンズ)の志を継いで素晴らしいドラマーになった」

なお、ホーキンズはフー・ファイターズに加入する前、メイのアルバム『Another World』の収録曲「Cyborg」でドラムを担当し、その後ファイターズと小規模なライヴで演奏するようになりました。

「僕は、初期のファイターズが小規模なライヴをやっていた頃から観に行ってたんだ。初めて観たのは、ブリクストン・アカデミーでのギグだったと思うけど、彼らのライヴは素晴らしくて、活気に満ち溢れていたよ」

「僕らがすぐに親しくなったのは、テイラーとパット・スメア(フー・ファイターズ)が、最も情報通のクイーン・ファンだったから。あの二人は僕たちよりもクイーンについて良く知っていて、彼らがどれだけクイーンのことを思っているのかを知った時は衝撃だったよ。ホーキンズは、クイーンにとって最高の広報担当者だったし、僕らの良いイメージ作りに貢献してくれた! 彼は、多くの人がそう思ってなかった当時から、僕らをクールだと思ってたんだ」

「テイラーは、僕の世代にさえ達してなかったし、僕からすれば少年みたいだった。僕がジョージ・マイケルを少年として見ていたのと同じようにね。そんな彼らを失うなんて全てが間違っている。非常に悔しいし、死というものと交渉したい気分になる。死についてよく考え、よく話し、十分に分析すれば、彼を連れ戻すことができるかもしれないなんて思うけど、当然ながらそんな訳にはいかないからね」
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