ピンク・フロイド、ウクライナ支援のために28年ぶりの新曲「Hey Hey Rise Up」を4/8緊急リリース!

ピンク・フロイドが4月8日、ウクライナの人々を支援するために、28年ぶりの新曲「Hey Hey Rise Up」をリリースし、ミュージック・ビデオも公開しました。
この曲には、メインのデヴィッド・ギルモアとニック・メイスンに加え、長年フロイドと共演しているセッション・ベーシストのガイ・プラットと、キーボーディストのニティン・ソーニーが参加し、ブームボックス(ウクライナのロック・バンド)のシンガー、アンドリー・クリヴニューク(Andriy Khlyvnyuk)のヴォーカルがフィーチャーされています。

アンドリーは2月末、キーウのソフィア広場にて、第一次世界大戦中に書かれたウクライナのプロテスト・ソング「The Red viburnum In The Meadow」を歌う動画をインスタにアップしており、新曲にはその動画のヴォーカルが使われました。また、新曲のタイトルは、同プロテスト・ソングの最後の歌詞を英語に訳したものです。

なお、新曲は3月30日にレコーディングされ、ミュージック・ビデオも同日、マット・ホワイトクロス監督が撮影しています。

ウクライナ人の孫と義理の娘を持つギルモアは、次のように語っています。
「私たちは多くの人々と同じように、独立した平和な民主主義国家が世界の大国の一つに侵略され、その国民が殺害されるという卑劣な行為に対し、怒りと悔しさを感じています」

フロイドの新曲は、1994年のアルバム『The Division Bell』(邦題『対/Tsui』)以来28年ぶりで(彼らは2014年にアルバム『The Endless River』〈邦題『永遠/Towa』〉をリリースしていますが、同作の収録曲は主に『The Division Bell』セッションのもの)、この曲の収益金は、ウクライナの人道支援基金(Ukraine Humanitarian Fund)に全額寄付されます。


より詳しくは、以下のメイカー・インフォメーションをご参照ください。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉
 

ピンク・フロイド、ウクライナ支援のため新曲「HEY HEY RISE UP」を4/8緊急リリース!

ピンク・フロイドが、ウクライナの人々を支援するための新曲「HEY HEY RISE UP」を緊急リリース。この曲は1994年の『対(Tsui)』以来28年振りの、バンドとして新たにレコーディングを共にしたオリジナル音源となる。デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンに、ピンク・フロイドのベーシストを長く務めたガイ・プラット、キーボードにはニテイン・ソーニーが加わり、ウクライナのバンド、ブームボックス(Boombox)のアンドリーイ・クリヴニューク(Andriy Khlyvnyuk)の類まれなヴォーカル・パフォーマンスがフィーチャーされている。収益はウクライナ人道支援募金へ寄付される。

●PINK FLOYD「HEY HEY RISE UP」購入・再生はこちら

商品詳細
Pink Floyd
「Hey, Hey, Rise Up」(featuring Andriy Khlyvnyuk of Boombox)


Amazon Music・MP3(2022/4/8)¥250
先週水曜日(3月30日)に録音されたこの曲は、アンドリーイのインスタグラムの投稿から、キーウのソフィア広場で歌う彼の声を使用。彼の歌う「ああ、草原の赤きガマズミよ」(英題「Oh, The Red Viburnum In The Meadow」)は第1次世界大戦中に書かれた、人々の心を鼓舞するウクライナのフォーク・プロテスト・ソングであり、同国が侵攻されてからのこの1ヵ月間、世界各地で歌われてきた。ピンク・フロイドの曲のタイトルは、同曲の歌詞の最後に登場する「さあ、立ち上がろう、勝利の喜びを(Hey, Hey, Rises Up and rejoice)」を意味する一節からきている。

ウクライナ人の義理の娘と孫を持つデヴィッド・ギルモアはこう語る。
「世界の超大国のひとつが平和な民主主義の独立国家を侵攻しその人民を殺しているという卑劣な行為に、僕たちもたくさんの人々と同じように憤りと苛立ちを感じてきた」

アンドリーイと彼のバンド、ブームボックスを知ることになったきっかけについてこう説明している。
「2015年に、メンバーが投獄されてしまったベラルーシ・フリー・シアター(注:ベラルーシの地下組織劇団)を支援するコンサートをロンドンのココ(Koko)で行なったんだ。プッシー・ライオットとウクライナのバンド、ブームボックスも出演していた。彼らも自分たちのセットを演奏するはずだったけれど、シンガーのアンドリーイにビザの問題があって、残りのメンバーが僕のセットのバックを務めてくれたんだ。その晩はアンドリーイに “あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)” を捧げた。最近、アンドリーイがブームボックスのアメリカ・ツアーを離れてウクライナに帰国して、領土防衛隊に参加したという記事を読んだ。その後インスタグラムで素晴らしい動画を見たんだ。彼がキーウの、美しい金色のドーム屋根のある教会のある広場に立っている。そして、戦争のせいで交通や喧騒のまったくない静かな街の中で歌っているんだ。とても力強い瞬間だった。それを音楽にしたいと思ったんだ」

デヴィッド・ギルモアはこのトラックの曲を書いている間、キーウの病院のベッドで迎撃砲の榴散弾の負傷から快復中のアンドリーイと話すことができた。
「電話越しに曲を少し聞かせたら喜んでくれた。将来どこかの時点で何か個人的に一緒にやれることを願っているよ」

デヴィッド・ギルモアはこの曲にこのような希望を持っている。
「幅広く支持されて注目を集めることを願っている。人道的なチャリティのため資金を集め、士気を高めたい。僕たちはこのような形でウクライナへの支持を表明したいんだ。そして、そうすることによって、超大国がウクライナのような民主主義の独立国家を侵攻するのは間違っていると世界の大半の人々が思っているということを示したい」

「Hey, Hey, Rise Up」のビデオは著名な監督マット・ホワイトクロス(Mat Whitecross)が、レコーディングと同日に撮影した。デヴィッド・ギルモアはこう語る。
「音も映像も、ロックダウン中に家族一緒にライヴ・ストリーミングをやった場所でもある、自宅の納屋のスタジオで収録したんだ。2007年にリック・ライトと “バーン・ジャム” をやったのと同じ部屋でね。ジャニーナ・ペダン(デヴィッド・ギルモアの息子チャーリー・ギルモアの妻)が1日でセットを作ってくれて、僕たちが演奏している間はアンドリーイの歌う姿をスクリーンに映していた。つまり、物理的には一緒にいられなかったけど、僕たち4人はヴォーカリストと共にいたということさ」

この曲のアートワークにはキューバ人芸術家のヨサン・レオン(Yosan Leon)によるウクライナの国花ヒマワリの絵がフィーチャーされており、世界中で視聴された動画に登場する女性に直接言及している。彼女はロシア兵にひまわりの種を手渡し、彼らが死んだときにヒマワリが育つようにポケットに入れて持ち歩きなさいと伝えた……。

この曲の歌詞の大意はこちら。

草原の赤いガマズミが頭を低くもたげている
栄光の祖国ウクライナの悩める姿のように
その赤いガマズミを私たちは引き受け育てよう
そして私たちは 栄光の祖国ウクライナは
さあ立ち上がろう、勝利の喜びを
その赤いガマズミを私たちは引き受け 育てよう
そして私たちは 栄光の祖国ウクライナは
さあ立ち上がろう、勝利の喜びを

【配信シングル】
ピンク・フロイド featuring アンドリーイ・クリヴニューク(ブームボックス)
「Hey, Hey, Rise Up」
Pink Floyd Featuring Andriy Khlyvnyuk Of Boombox / Hey Hey Rise Up
2022年4月8日 デジタル配信

購入・再生はこちら

All proceeds will go towards Ukrainian humanitarian relief.

【リンク】   
アンドリーイ・クリヴニューク Instagram
ピンク・フロイド日本公式
Official Website
Twitter
Facebook
Instagram

【ショート・バイオ】    
全世界で2億5千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く “時代を超越する音芸術” ピンク・フロイド。サイケデリックで幻想的なサウンドと文学/哲学的な歌詞。実験性に溢れた録音手法や常識を超えたスペクタクルなステージング。常にアートと密着しながら、ロックの進化とともに歩み続け、いまもなおさまざまなシーンに影響を与え続けている。 1967年『夜明けの口笛吹き』でデビュー。当時のメンバーはシド・バレット、ロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライト、ニック・メイスン。シドが脱退後デヴィッド・ギルモアが加入。その後、『狂気』(1973)、『炎~あなたがここにいてほしい』(1975)、『アニマルズ』(1977)、『ザ・ウォール』(1979)など数々の名盤をリリース。1986年ロジャー・ウォーターズが脱退、1987年以降はロジャーを除く残りの3人のメンバーで活動。2006年7月7日シド・バレットが死去。また2008年9月15日にはリック・ライトも死去。2014年『永遠(Towa)』をリリースし、これがラスト・アルバムとなることを宣言したが、ウクライナ支援のため2022年4月8日新曲「Hey, Hey, Rise Up」をリリース。2022年はデビュー55周年を迎える。    

詳細なバイオグラフィーはこちら
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3,960円
ピンク・フロイド 『驚異(RESTORED & RE-EDITED)』
PINK FLOYD /P・U・L・S・E RESTORED & RE-EDITED


2022年2月18日発売
DELUXE 2Blu-ray Version:SIXP46-7 ¥9,900(税込)
■DELUXE 2DVD Version:SIBP286-7 ¥8,800(税込)
・完全生産限定盤/LEDライトが点滅する “P・U・L・S・E” シグナル付特殊仕様(輸入資材使用)
・BD、DVD本体は日本プレス(日本語字幕付)
・60Pオリジナルブックレット+44P日本盤のみの別冊ブックレット『ピンク・フロイドへの道』(歴代日本担当者の証言:『神秘』~『狂気』石坂敬一/『炎~あなたがここにいてほしい』『ザ・ウォール』菅野ヘッケル/『アニマルズ』佐々木憲司/『時空の舞踏』『ファイナル・カット』喜久野俊和/『鬱』宇田明則/『光~PERFECT LIVE!』重松賢一/『対(TSUI)』白木哲也/解説・歌詞・対訳付)

【DISC 1】 コンサート映像
(1994年10月20日ロンドン・アールズコート公演を収録)
〈The Dark Side Of The Moon(『狂気』全曲再現ライヴ)〉

【DISC2】ボーナス・マテリアル
〈Music Videos(BD 48/24, DVD 48/16)〉
〈Pulse Tour Rehearsal 1994(BD 96/24, DVD 48/16)〉
〈Concert Screen Films 1994(BD 96/24, DVD 48/16)〉
〈Documentaries & Additional Material(BD 48/24, DVD 48/16)〉
〈Rock & Roll Hall of Fame Induction 1996(BD 48/24, DVD 48/16)〉
〈Audio Only Live Recordings(BD&DVD 96/24)〉*音声のみのライヴ音源
商品詳細
デビッド・ギルモア
『飛翔』


CD+DVD(2015/9/23)¥3,743[Deluxe DVD Version・初回生産限定盤]
商品情報
ニック・メイスンズ・ソーサーフル・オブ・シークレッツ
『ライヴ・アット・ザ・ラウンドハウス』


2CD+DVD(2020/9/18)¥4,951(完全生産限定盤・DVD付)
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