新型コロナ感染者数は減少傾向、しかし出かけるにはまだためらいが──そんなゴールデン・ウィークに読みたい音楽書籍9選+1、ご注文お待ちしております!

毎週金曜にお送りしております「今週の新刊情報」ですが、今週も含めここしばらくはMLC関連の出版物がなくお休みに。なので今回は趣向を変え「ゴールデン・ウィークに読みたい音楽書籍9選+1」という内容でお送りします。新型コロナの新規感染者数は減速傾向ではあるものの、第6波前の昨年末の新規感染者は1日1,000人以下だったことを思えば、思い切ったお出かけにはまだ時期尚早……。てことで、ここは自宅でもうひと頑張り。連休を家でゆっくり過ごすため、その助けとなる10冊をピックアップ。ご注文お待ち申し上げております!

★ ゴールデン・ウィークは映画『ザ・ビートルズ:Get Back』を楽しむ。映画の副読本にぜひ!

MUSIC LIFE ザ・ビートルズ ゲット・バック・プロジェクトの全貌〈シンコー・ミュージック・ムック〉
監修:フロム・ビー
ビートルズ・ファンのみならず音楽愛好家の間で大きな盛り上がりを見せている新たなドキュメンタリー作品『ザ・ビートルズ:Get Back』を、メンバーや出演者一人ひとりの視点、ビートルズのサウンド作りの手法、演奏されるビートルズの未発表曲やソロで発表される曲の解説、新たに明らかになった楽器や機材、メンバーそれぞれのファッション、覆されたこれまでの定説など、さまざまな角度からその見どころを読み解く。
★ 未読の方はこの連休で! 600ページ超えのクイーン公式評伝

クイーン 誇り高き闘い
著者:ジャッキー・スミス/ジム・ジェンキンズ、訳:田村亜紀
ファンクラブ会長とバンド公認コレクターによる クイーンの公式評伝 世界に先駆けて日本先行発売!
世の中にクイーンという名で知られている、この何とも奇異で非凡な現象のなりたちとその内幕に興味を抱く、いずれの人々にも満足いただける読み物になっているはずだ──ブライアン・メイ(序文より)
30年以上にわたりファンクラブの会長を務めるジャッキー・スミスと、バンドも認めるアーキヴィストであるジム・ジェンキンズ。「最も近い外側」からふたりが見てきたクイーンの悲喜こもごも、メンバー本人を含む関係者への取材を通じて知り得た事実を、余すことなく書き綴った究極のクイーン・ヒストリー。
★ 箱根に行く方も、行かない方も、伝説の来日公演へタイム・スリップ!

レインボー、ヴァン・ヘイレン、クイーン、レッド・ツェッペリン……大物バンドの「日本公演」を多数の初公開分を含む写真で鮮烈に誌上再現してきた「ライヴ・ツアー・イン・ジャパン」シリーズ。今回のテーマは50年前に行なわれた「箱根アフロディーテ」での幻想的な初来日コンサートが永く語り継がれる、ピンク・フロイドです。発掘写真も惜しみなく投入し、掲載している全てのカットに解説文も付記しながら、A4判/300頁越えのヴォリュームで’71年、’72年、’88年の計3度の来日公演を迫力たっぷりに蘇らせます。
★ 今年は “ジギー・スターダスト” イヤー。50周年を迎える名盤をこの機に読み解く!

デヴィッド・ボウイ ジギー・スターダストの神話
著者:大久達朗
祝『ジギー・スターダスト』50周年!! 特異なペルソナの “誕生” から “封印” までを徹底検証
デヴィッド・ボウイの傑作、『The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars』が発売されてから今年で50年。本書はロック史上最も影響力の強いキャラクター、“ジギー・スターダスト” に着目。作風の変化が顕著になり始めた孵化の年=1970年を起点に、試行錯誤の過程を丹念に追いながら、ボウイが “ジギー・スターダスト” という特異なペルソナを形成していくプロセスを解き明かします。

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★ 840ページ超えの大著! 連休はこの1冊でマイルスを極める

常にジャズを改革し、前進させた彼の偉業を丸ごとパッケージした、マイルス・ファン/ジャズ・ファン必携の一冊がここに登場する。マイルスとは直接的な関係を築き、その音楽を長年研究してきた音楽ジャーナリストの小川隆夫による渾身の書き下ろしで、アルバム、シングル、EP、プロモ盤、ボックスなど、わかる限りすべてのアイテムと全楽曲を解説。そしてジャズメンを中心とするミュージシャンや業界関連人物の人名事典も掲載し、データ面(2021年の最新版)もかゆいところに手が届く充実振りとなっている。これを読めば、マイルスの音楽的な歴史、そしてその大き過ぎる功績を俯瞰することが出来るだろう。表紙はジャズ界きってのオリジナルな存在感を強烈に放つ、藤岡宇央の描き下ろし。

★ 連休はドライヴを楽しむ方へ。BGMにも最適なAORの色褪せない名盤に出会う

AORライトメロウ プレミアム 01 Legends & Pre-AOR
著者:金澤寿和、福田直木
AORの入門書にして決定版! レジェンド・アーテイスト30組260枚と、 AORのルーツ340枚の計600枚を紹介
音楽ライター金澤寿和が標榜し、数多くのコンピレーションが出されるなど今や定番ブランドとなった感のある音楽ジャンル「AORライトメロウ」。最初に世に出たディスク・ガイドから20年を経た今、改めてその総括をする「プレミアム」なシリーズがスタート。その第一弾として、レジェンド・アーテイスト30組260枚と、AORのルーツ340枚の計600枚を紹介する、音楽ファンなら見逃せない一冊が登場。

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★ 懐かしの時代を新たな視点で楽しむ! 世界的ブームが続くシティ・ポップ研究の決定版

ジャパニーズ・シティ・ポップ スクラップブック
監修:木村ユタカ
シティ・ポップ・アンセム誕生の秘密にせまる、竹内まりや、林哲司の最新独占インタヴューも掲載
2020年の増補改訂版も増刷を重ねる『ディスク・コレクション ジャパニーズ・シティ・ポップ』と連動して、2006年に出された『クロニクル・シリーズ ジャパニーズ・シティ・ポップ』を今回リニューアル。70年代、80年代を中心に、シティ・ポップが生まれ、世に広がっていった当時の様子が浮き彫りになる記事、アーティストや関係者のインタヴュー、資料記事などが満載の〈スクラップブック〉となっている。監修を務める「ジャパニーズ・シティ・ポップ」マスター=木村ユタカが手掛けたライナーノーツ用のインタヴューや原稿も多数収録し、竹内まりや、林哲司(松原みき「真夜中のドア」作曲者)の最新独占インタヴューも掲載!

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★ 静かな連休を過ごしたい方にはこの本が最適。いつもとは違う音楽に出会えます

「センシティヴ」で「インティメイト」を通奏低音に、12のテーマで自由な音楽地図を描きながら、ジャズ/ワールド・ミュージック/シンガー・ソングライター/チルアウト/ベッドルーム・ポップなど、多様なジャンルの作品を約400枚セレクト。また、各方面の音楽愛好家たちによる特別コラムを掲載し、架空のリスニング・バー「Bar Quiet Corner」も紙面上で実現。さらにファッション誌を中心に活躍する服部あさ美氏が挿絵を担当。CD/レコード愛好家は勿論のこと、サブスク時代にもフィットするいわば音楽の羅針盤。日常風景にやさしく寄り添い、ささやかな幸せと豊かな彩りを届けてくれる一冊。
★ フレディそっくりの猫が大集合! 最高に癒される休日を提供します

ボヘミニャン・ラプソディ フレディと猫に捧ぐ
この可愛さ、ドント・ストップ・ミー・ニャウ! フレディと、彼によく似た顔やポーズをした猫さん達の写真集
映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、上質の「猫」映画でもあります。ライヴ・エイドの当日、自邸で身支度を整えるフレディ・マーキュリーを追った冒頭シーンから登場し、緊張する彼を癒して送り出す猫たちのなんと愛らしいことよ。その後も重要な場面に度々現れては、ゴロゴロと喉を鳴らしながら主人に寄り添う様子などを通して、観客の心にも優しい爪痕を残してくれます。本書はそんなフレディと猫の関係をはじめにおさらいしたうえで、フレディにそっくりな “チョビひげ” 顔の猫さんたちや、彼のようにまるで「歌ってる」猫さんたちにも大集合していただきます。フレディの写真や彼によく似た猫さんたちの写真を通して、天才もこよなく愛した「猫」の魅力や可愛さを楽しく伝えます。

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日本酒の性格を4つのタイプに分け、酒造りの細かい行程(米の磨き方、酵母の種類、醸し方など)が味にどんな影響を与えるかを理解した上で、それぞれどんな料理と一緒に楽しむとよりおいしくなるのかを、ロジカルに説明します。ですから、よくある「◯◯には□□を合わせましょう」といったような一つだけの組み合わせを提案するのではありません。この本でペアリングのポイントを知れば、あとは自分で自在に組み合わせを考えていけるのです! そしてこの本は、日本酒選びにも役立つこと間違いなし。食のプロはもちろん、自分流のやり方で日本酒を楽しみたいちょっとこだわりさんまで、ペアリングで世界がグッと広がります。

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