ニック・ケイヴの息子、モデルのジェスロ・ラゼンビーが31歳で死去

ニック・ケイヴの息子でモデル／俳優のジェスロ・ラゼンビー（Jethro Lazenby）が5月8日、31歳の若さで他界しました。死因は公表されていません。

ケイヴが5月9日、声明を発表しています。
「大きな悲しみと共に、息子ジェスロが他界したことを確認しました。現時点で、家族のプライヴァシーを尊重していただければ幸いです」

オーストラリアで亡くなったジェスロは1991年、当時ケイヴと交際していたオーストラリア人モデルの母ボウ・ラゼンビーとニック・ケイヴの間に生まれましたが、ケイヴが2008年に英『ガーディアン』紙に語ったところによると、ケイヴはジェスロが7歳か8歳になるまで会っておらず、そのことを非常に後悔しているものの、2008年当時は素晴らしい親子関係を築いていたそうです。ジェスロはロンドンでモデルの仕事に就いた後、オーストラリアに帰国していました。

メルボルンの『ヘラルド・サン』紙によると、ジェスロは3月初め、母親の顔に膝蹴りでケガを負わせて投獄され、先週木曜日に釈放されたばかりでしたが、薬物乱用の治療を受け、2年間母親と接触しないよう命令されていたそうです。ジェスロの弁護士は、ジェスロが統合失調症と診断されていたと法廷で述べており、ジェスロは2018年にもガールフレンドへの暴行で投獄されていました。

ケイヴが息子を失ったのは今回が2度目で、2015年7月には、当時15歳だった息子のアーサーが、英ブライトン近くの崖から転落死していました。ケイヴは2019年、アーサーを追悼し、アルバム『Ghosteen』を書いています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。