CCR、1970年ロイヤル・アルバート・ホールでの幻のライヴ音源がついにリリース! 11月にはボックスでも

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル、ずっと未発表のままだった伝説の1970年ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール公演の、幻のライヴ音源がついにリリースされます。また、国内発売は不明ながら海外では11月に2CD+ブルーレイ・ディスクを収納したボックスセットでも発売される模様。詳しくはメイカー・インフォメーション下の追記部分をご覧ください。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルのこれまで未発表だった伝説の1970年ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの幻のライヴ音源がついにリリース。

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの伝説的な1970年のロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール公演から50年以上の時を経て、ついにその時のライヴ音源が、『ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール』(原題:『Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall』)として9月16日に世界発売されることが発表され、1stシングル「バッド・ムーン・ライジング」の先行配信がスタートした。

このクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの1970年にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれた伝説的な公演の音源に関しては、長い間ファンの間で噂されてきたもので、本作はロンドンで最も権威のある会場で行なわれたCCRのキャリアの頂点に立つコンサートを完全収録している。ジョン・フォガティ、トム・フォガティ、ダグ・クリフォード、スチュ・クックが「フォーチュネイト・サン」「プラウド・メアリー」「バッド・ムーン・ライジング」などのヒット曲を演奏、リスナーはそのライヴを臨場感満点で楽しむことができる。

約50年間保管されていたオリジナルのマルチトラック・テープを丹念に復元し、グラミー賞®受賞者であるプロデューサー、ジャイルズ・マーティンとエンジニア、サム・オーケルがミックスを担当した。彼らはザ・ビートルズの『LOVE』『アビイ・ロード』と『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の50周年記念エディション、ピーター・ジャクソン監督の『ザ・ビートルズ:Get Back』のオーディオなど数多くの高い評価を受けたプロジェクトを一緒に指揮してきた二人だ。また、輸入盤で発売されるLPは、著名なエンジニアであるマイルズ・ショーウェルがアビイ・ロード・スタジオでハーフスピード技術を使ってマスタリングを行ない、最高品質のリスニング体験を提供している。

また、本作に合わせて、英米、カナダなどでは、ドキュメンタリー・コンサート長編映画『トラヴェリン・バンド』が同時公開される予定だ。グラミー賞を2度受賞したボブ・スミートン(『The Beatles Anthology』『Jimi Hendrix Band of Gypsies』)が監督を務め、アカデミー賞®受賞俳優のジェフ・ブリッジスがナレーションを務めたこの映画は、カリフォルニア州エルセリートでのバンドの初期時代から、名声を得るまでの急成長の過程を描いているもの。豊富な未公開映像を含むこの映画は、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴで最高潮に達し、オリジナルCCRラインナップの唯一のコンサート映像として完全公開されるという。

1970年4月14日、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルがロイヤル・アルバート・ホールのステージに立ったとき(ザ・ビートルズが解散を発表したわずか数日後)、カリフォルニアのこのロック・バンドは間違いなく世界最大のバンドになったところだった。ジェフ・ブリッジスが映画の中で語っているように、CCRはこの公演に向けて、前例のない「魔法のような1年」を楽しんでいた。「わずか12ヵ月の間に、バンドはアメリカのチャートで5枚のトップ10シングルと3枚のトップ10アルバム(『バイヨー・カントリー』『グリーン・リヴァー』『ウィリー・アンド・ザ・プア・ボーイズ』)を達成し、ザ・ビートルズをしのぐ売り上げを記録した。彼らは伝説のエド・サリヴァン・ショーに出演し、ウッドストックに集まった何十万人もの人々を含め、アメリカ中で100万人以上の人々に演奏を聞かせた。「ジョン、トム、スチュ、ダグ」は「ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ」のような親しみやすい響きではなかったかもしれないが、クリーデンスは世界最大のグループの座をめぐってビートルズに挑戦していたのである。

実際、バンドの南部風の「スワンプ・ロック」サウンドは、1969年を通じて世界の電波に浸透した。「プラウド・メアリー」「グリーン・リヴァー」「フォーチュネイト・サン」「ダウン・オン・ザ・コーナー」などのシングルは、ヨーロッパ、北米、オーストラリアでトップ10入りし、「バッド・ムーン・ライジング」はイギリスとニュージーランドで1位を獲得した。しかし、クリーデンスは単なる商業的成功にとどまらなかった。1969年の終わりには、「ジョン・フォガティはアメリカで最も政治的に重要なソングライターの一人とみなされていた」とブリッジズは指摘する。批評家たちはCCRに注目しており、『ローリング・ストーン』誌は彼らを「最高のアメリカン・バンド」だと断言した。そして’70年に入ってすぐに、クリーデンスはオークランド・コロシアムで地元に凱旋するライヴを行なった。4ヵ月も経たない4月、4人組は初のヨーロッパ・ツアーに出発し、オランダ、ドイツ、フランス、デンマークを含む8公演を行なった。

バンドは、ソールド・アウトとなったロンドンでの2公演を、ヨーロッパ・ツアーの成功度を計るための試金石と位置づけていたようだ。初日は「ボーン・オン・ザ・バイヨー」で幕を開け、12曲のハイ・エナジー・セットを披露した。「クリーデンスが他のバンドと違うのは、レコードの音をそのままステージで出せること、そしてライヴを愛するがゆえの原始的な興奮と喜びだ」とブリッジズは説明している。

最後に「キープ・オン・チューグリン」で締めくくると、観客は15分間に及ぶスタンディング・オヴェーションで応えた。翌日、彼らは『タイムズ』や『NME』といった有力誌から絶賛され、「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイバルは、私よりも多くの意見で、彼らが世界で最も偉大なロックンロール・バンドであることを疑いなく証明した」と断言されたのである。この象徴的な会場での2晩のライヴの間、CCRはザ・ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、ジミ・ヘンドリックス、ザ・ビートルズといったアーティストたちの足跡をたどっただけでなく、彼らが同等であることを証明したのである。

クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルは、そのわずか2年後に別の道を歩むことになるが、1980年には、その伝説的なコンサートのライヴ録音に関する憶測が彼らのファン層に浸透し始めた。その年、ファンタジー・レコードから『ロイヤル・アルバート・ホール・コンサート』と間違って題されたライヴ・アルバムが発売されたのだ。しかし、その音源は、実はその数ヵ月前に行われたオークランド・コロシアム公演のものであることがすぐに判明した。レーベルは慌てて訂正情報をアルバムに貼り付け、1970年1月の公演を『ザ・コンサート』と改名して発売したが、ロイヤル・アルバート・ホールの実際の映像はロックンロールの伝説のままだった……そしてようやく今陽の目を浴びるのに至ったのだ。

商品情報
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル 
『The Concert』


CD(2009/5/26)輸入盤

なお日本盤は、96kHz/24bitマスターと基とし、88.2kHz/24bitに変換したハイレゾCD(MQA-CD×UHQCD)での発売となる。

■商品情報
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル『ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール』
Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall

発売日:2022年9月16日世界同時発売
日本盤:MQA-CD×UHQCD
品番:UCCO-45005
価格:¥3,300(TAX IN)

予約・購入はこちら

商品情報
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル
『ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール』


CD(2022/9/16)¥3,300
1. Born on the Bayou/ボーン・オン・ザ・バイヨー
2. Green River/グリーン・リヴァー
3. Tombstone Shadow/墓石の影
4. Travelin’ Band/トラヴェリン・バンド
5. Fortunate Son/フォーチュネイト・サン
6. Commotion/コモーション
7. Midnight Special/ミッドナイト・スペシャル
8. Bad Moon Rising/バッド・ムーン・ライジング
9. Proud Mary/プラウド・メアリー
10. The Night Time Is the Right Time/ザ・ナイト・タイム・イズ・ザ・ライト・タイム
11. Good Golly Miss Molly/グッド・ゴリー・ミス・モリー
12. Keep on Chooglin’/キープ・オン・チューグリン
 
※1970年4月14日、ロンドン。ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音

〈追記〉

上記『ロイヤル・アルバート・ホール』は、海外では9月4日にCDの他180g重量版ヴァイナル、カセットも同時発売されます。さらに、11月14日にスーパーデラックス・ボックスとしても発売されます。5,000セット限定でシリアル番号入り、内訳は以下の通り。開封動画も公開されています。

・ライヴ・アルバムを収録した2LP(45回転)と1CD、
・コンサート・ドキュメンタリー『Travelin’ Band』のサントラを収録した2枚目のCD
・1970年ロイヤル・アルバート公演の映像と、ハイレゾ音源のデジタル・アルバムを収録したBlu-ray
・1970年のオリジナル・ツアー・プログラムの複製
・ギグのポスター
・16ページのブックレット(ジェフ・ブリッジスがナレーションを担当した映画の脚本から引用した文章も掲載)

海外発売元クラフト・レコーディングス公式

■Creedence Clearwater Revival『Travelin' Band /At The Royal Albert Hall』tracklist

●LP 1
A1. Born on the Bayou
A2. Green River
A3. Tombstone Shadow
B1. Travelin' Band
B2. Fortunate Son
B3. Commotion
B4. Midnight Special

●LP 2
C1. Bad Moon Rising
C2. Proud Mary
C3. Night Time Is The Right Time
D1. Good Golly Miss Molly
D2. Keep on Chooglin’

●CD 1: Music from the Film Travelin’ Band...
1. Tommy Fogerty and the Blue Velvets - Come On Baby
2. The Golliwogs - Brown-Eyed Girl
3. The Golliwogs - Porterville
4. Susie Q.
5. I Put A Spell On You
6. Proud Mary
7. Born On The Bayou
8. Bad Moon Rising
9. Green River
10. The Night Time Is The Right Time
11. Down On The Corner
12. Who'll Stop The Rain

●CD 2:Creedence Clearwater Revival - At The Royal Albert Hall
1. Born On The Bayou
2. Green River
3. Tombstone Shadow
4. Travelin' Band
5. Fortunate Son
6. Commotion
7. Midnight Special
8. Bad Moon Rising
9. Proud Mary
10. The Night Time Is The Right Time
11. Good Golly Miss Molly
12. Keep On Chooglin'

商品情報
ジョン・フォガティ
『Fogerty's Factory(Expanded)』


Amazon Music・MP3(2020/11/20)¥1,500
CD(2020/11/20)輸入盤

商品詳細
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
『コスモズ・ファクトリー+3』


CD(2010/12/22)¥1,931
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