未配信/初CD化作品多数! 一挙再発・80年代ソウル/ファンクの定番・裏名盤・入手困難盤「打ち込み導入~NJS前夜編」51作より、その2:男性ヴォーカリスト編18タイトル

ユニバーサルミュージックジャパンがすすめる「スローバック・ソウル」と題された、ソウル/ファンクの定番・裏名盤・入手困難盤再発シリーズから、新たに51タイトルが発売になりました。すべて80年代の、打ち込みが導入されて、R&B界にニュー・ジャック・スウィング(=NJS)と呼ばれる新しい風が吹き始めるまでの作品群。新譜がLPと同時にCDとしても発売され始める端境期にあたるため、案外〈日本初CD化〉〈世界初CD化〉作品が多い。その上サブスクリプション・サービスで未配信のものも含まれているため、非常に貴重な機会となります。もしかしたらもうCDで帰るのはこれが最後かも……!?

全51タイトルを「グループ編」「男性ヴォーカル編」「女性ヴォーカル編」の3つに分け、ここではその1として「男性ヴォーカリスト編」18作品をお送りします。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

日本初CD化・5作品

ジョン・ホワイト『ナイト・ピープル』

CD(2022/9/21)¥1,320

1987年作。スコット・ホワイトを従兄弟に持ち、ハッシュ・プロダクションのマネジメントを受けるも、キャリア唯一となったジョンの[ゲフィン]発・87年作。デイトンのラーニ・ハリス(ソング)プロデュースのバラード「ゲット・ユー・アウト・オブ・マイ・システム」や「ムード・フォー・ラヴ」等を収録。

デニス・エドワーズ『ドント・ルック・エニィ・ファーザー』+4

CD(2022/9/21)¥1,320

1984年作。デイヴィッド・ラフィン脱退後テンプテーショズに加入、70年代を支えたデニスのソロ転向初作。エリック・B&ラキムを筆頭とした大定番サンプル・ソース「ドント・ルック・エニイ・ファーザー」はのちにマイケル・ジャクソンともデュエットのサイーダ・ギャレットをフィーチャー。ボーナス・トラック4曲収録。

バート・ロビンソン『ノー・モア・コールド・ナイツ』

CD(2022/9/21)¥1,320

1987年作。専門筋では「プロダクション面での、バイ・オール・ミーンズのプロトタイプ」と評される、テディ・ペンダーグラスを彷彿させる男性シンガーのソロ・デビュー作。スタン・シェパードらも制作に関与した「ウォント・ユー・ビー・マイ・レイディ」、R&Bチャート5位の「ハート・オブ・ゴールド」等を収録。未配信アルバム。

ハワード・ジョンソン『キーピン・ラヴ・ニュー』

CD(2022/9/21)¥1,320

1982年作。カシーフ、ポール・ローレンスといった80s R&Bを代表するプロデューサー陣を擁した、元ナイトフライトのハワードのソロ・デビュー作。大クラシック「ソー・ファイン」、のちにフレディ・ジャクソンが別題で取り上げた「ジャム・ソング」等を収録。

ボー・ウィリアムズ『ノー・モア・ティアーズ』

CD(2022/9/21)¥1,320

1986年作。ボー・ウィリアムズの4作目は、フレディ・ジャクソンら擁するハッシュ系のマネジメント。初期クール&ザ・ギャングのメンバーで[サウンズ・オブ・ザ・ニューヨーク]A&Rのロイヤル・バヤン手掛ける「ノー・モア・ティアーズ」、マクファーデン&ホワイトヘッドらによる「ドント・ビー・ゴーン・トゥ・ステイ」等を収録。未配信アルバム。

未配信作・3作品

※ここでは日本初CD化に分類した バート・ロビンソン『ノー・モア・コールド・ナイツ』と ボー・ウィリアムズ『ノー・モア・ティアーズ』も未配信作品。

ギャリー・グレン『フィールズ・グッド・トゥ・フィール・グッド』

CD(2022/9/21)¥1,320

1987年作。アニタ・ベイカー「コート・アップ・イン・ザ・ラプチャー」、エディ・ケンドリックス「インティメIイト・フレンズ」の作者として名を上げたグレンの、ソウル・マニア間で名盤の誉れ高いソロ2作目。

チャック・スタンレー『ザ・ファイナー・シングス・イン・ライフ』

CD(2022/6/22)¥1,320

1987年作。[デフ・ジャム]最上級男性シンガーの唯一作。ソウル・マニアが泣きむせぶコンチネンタル・フォー「デイ・バイ・デイ」カヴァー、[デフ・ジャム]初の女性シンガーとなるアリソン・ウィリアムズとのデュエット「メイク・ユー・マイン・トゥナイト」を収録。

マイルス・ジェイ『マイルス』

CD(2022/9/21)¥1,320

1987年作。「ポスト・テディ・ペンダーグラス」と称されたマイルスのデビュー作。ロイ・エアーズを擁した「レッツ・スタート・ザ・ラヴ・オーヴァー」、〈クワイエット・ストーム〉人気の「アイヴ・ビーン・ア・フール・フォー・ユー」とR&Bチャート・トップ10ヒット。

通常再発・10作品

アレキサンダー・オニール『アレキサンダー・オニール』+4

CD(2022/9/21)¥1,320

1985年作。80s R&B界を代表するプロデューサー、ジャム&ルイスと一緒のグループに在籍歴のあるアレックスの、[Tabu]からのソロ・デビュー作。〈クワイエット・ストーム〉人気の「イフ・ユー・アー・ヒア・トゥナイト」を収録。ボーナストラック4曲収録。ボーナストラック4曲収録。

アレキサンダー・オニール『ヒアセイ』+4

CD(2022/9/21)¥1,320

1987年作。ジャム&ルイスによるトータル・アルバムとしての完成度が素晴らしい、世界中でヒットしたアレックスのセカンド。ヘヴィ・ダンサー「フェイク」、シェレールとの「ネヴァー・ニュー・ラヴ・ライク・ディス」など、計5曲がシングル・カット。ボーナストラック4曲収録。

エル・デバージ『エル・デバージ』

CD(2022/9/21)¥1,320

1986年作。ヒップホップ世代にも定番の「アイ・ライク・イット」のデバージ家で最もソロ成功を収めた、エルのソロ・デビュー作。全米3位のポップ・チューン「フーズ・ジョニー」、スロウ・ジャム「サムワン」等を収録。

オラン “ジュース” ジョーンズ『ジュース』

CD(2022/9/21)¥1,320

1986年作。当時L.L.クール・J.、ビースティ・ボーイズを次々とヒットさせた[デフ・ジャム]が輩出の、正統派男性R&Bシンガー・デビュー作。ソウル・マニア間で「雨モノ」として愛され、ポップ・フィールドでも全米9位のヒットを記録したスロウ・ジャム「ザ・レイン」などを収録。

ジェームス・ロビンソン『ギルティ』+3

CD(2022/9/21)¥1,320

1987年作。チェンジを脱退後[タブー]と契約、キャリア唯一となったソロ作はファリード(ナジーの兄)がプロデュース。スマッシュ・ヒット「キャン・ウィ・ドゥ・イット・アゲイン」、ステーヴィー・ワンダー「シームス・ソー・ロング」カヴァー等を収録。ボーナス・トラック3曲収録。

ジェフリー・オズボーン『ステイ・ウィズ・ミー・トゥナイト』

CD(2022/9/21)¥1,320

1983年作。L.T.D.からソロ転向したジェフリーのソロ2作目にしてゴールド・アルバム。ジョージ・デュークが全曲プロデュース。スマッシュ・ヒットしたファンキーなタイトル曲、ガラージ・クラシック「プレーン・ラヴ」、うたの表現力が映えるスロウ「グレイテスト・ラヴ・アフェアー」等を収録。

テイシャーン『チェイシン・ア・ドリーム』

CD(2022/9/21)¥1,320

1986年作。[デフ・ジャム]からデビューした男性シンガー三羽烏のひとりのデビュー作。社会的メッセージを帯びた〈ニュー・ソウル〉な作風、ブルージーな歌声は本国よりイギリスで高評価。アリソン・ウィリアムズとの、オールド・スクール・ビートに乗った「ガット・ザ・ライト・アティテュード」等を収録。

ピーボ・ブライソン『オール・マイ・ラヴ』

CD(2022/9/21)¥1,320

1989年作、数多くの名作を世に送り出したピーボの、レイト80'sモード作。ニック・マーティネリによる「パーム・オン・ユア・ハンド」w/デアトラ・ヒックス、アニタ・ベイカーで名を上げたサー・ギャントによる〈クワイエット・ストー〉定番曲「ショウ&テル」等を収録。

フレディ・ジャクソン『ロック・ミー・トゥナイト』

CD(2022/9/21)¥1,320

1986年作。当ソロ・デビュー作で80's R&B界を代表する男性シンガーの座に。手掛けたポール・ローレンスの名を一躍広めた「ロック・ミー・トゥナイト」、バリー・イーストモンドによる「ユー・アー・マイ・レイディ」、アルバム自体、ともにR&Bチャート首位。

レイ・パーカーJr.『アフター・ダーク』+2

CD(2022/9/21)¥1,320

1987年作。「ゴーストバズターズ」が世界中で大ヒットするも裁判沙汰に巻き込まれたレイが、[ゲフィン]に移籍しR&B回帰を果たした87年作。808サウンドをまとった「スリープ・アローン」がR&Bトップ5ヒット。ナタリー・コールとの「オーヴァー・ユー」も収録。
この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

歌と映像で読み解くブラック・ライヴズ・マター

歌と映像で読み解くブラック・ライヴズ・マター

2,200円

ディスク・コレクション グルーヴィ・ソウル

1,980円
ディスク・コレクション ファンク

ディスク・コレクション ファンク

2,420円
ディスク・コレクション レア・グルーヴ

ディスク・コレクション レア・グルーヴ

2,420円

RELATED POSTS

関連記事

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ