ポップでサイケ、アコースティックかと思えばヘヴィでノイジーな側面も。キング・タフ、5年ぶり5作目の新作リリース

●カイル・トーマス（Kyle Thomas）のプロジェクト、キング・タフ（King Tuff）が待望のニュー・アルバム『Smalltown Stardust』を2023年1月、サブ・ポップ（Sub Pop）よりリリースする。ササミ（SASAMI）との共同プロデュースで、大部分を彼女と共同で書いた『Smalltown Stardust』を、愛と自然と若さについてのアルバム、とトーマスは説明する。リード・シングルに代表されるように、このアルバムはインスピレーションが生まれる大切な瞬間と、それが形成される小さな町への頌歌なのだ。その核心は、スピリチュアルなレベルで自然と交わりたいというトーマスの願望を表現している。「自然は僕の宗教だと考えている」とトーマスは語り、『Smalltown Stardust』は精神的な探求にほかならないとしている。カイル・トーマスは2005年に結成されたダイナソーJr.（Dinosaur Jr.）のJ・マスキス（J Mascis）がドラムをプレイするメタル・バンド、ウィッチ（Witch）でヴォーカルとギターを担当。アヴァン・フォーク・グループ、フェザーズ（Feathers）での活動でも知られ、サブ・ポップからアルバムをリリースするローファイ・ポップ・バンド、ハッピー・バースデイ（Happy Birthday）や、タイ・セガール（Ty Segall）のバック・バンド、ザ・マガーズ（The Muggers）のメンバーとしても活動している。ソロ・プロジェクト、キング・タフとしては、2008年にデビュー・アルバム『Was Dead』をリリース。その後、2018年の『The Other』まで、計4枚のアルバムを発表している。

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