【MLCクイズ】

【MLCクイズ】意外?納得! 当時のシーンが懐かしいMLトリビア・クイズ──1979年7月号誌面より作成

【MLCクイズ】第3弾の間違い探しは非常に好評でした、お楽しみいただけたようで何より。ということで早速第4弾! 今回は『ミュージック・ライフ』誌面からトリビア問題を作成。何しろ何十年も前の誌面ですので、今の感覚では考えづらいところも多々あり。もしかしたらご記憶にあるようなものや、「その現場にいた!」という方がいるようなものもあるかもしれません。そんな当時のシーンを、クイズ形式で振り返ります。

今回取り上げるのは、『ミュージック・ライフ』1979年7月号、表紙はヴァン・ヘイレン。ご参考までに「ML GALLERY」のページはこちら。目次をご参考にお考えください。ではスタート!

●グラビア・ページより

毎月一番ホットなニュースをカラー写真でお伝えしていた巻頭、それに続くモノクロ・グラビア。さらに中程にはピンナップ的なカラー/モノクロのグラビアがあり、テーマを据えて写真ライブラリからピックアップした「おもしろグラビア」なんてのもありました。そこで見つけた/ひねり出した全5問。以下すべて5択となっています。


■第1問
表紙をめくるとすぐに始まる、「その月もっとも話題/注目のアーティストやグループ」を取り上げる巻頭のカラー・グラビアですが、この号でそのトップを飾った正しい組み合わせはどれ?

[1]ロッド・スチュワート/ボストン/エルトン・ジョン/デヴィッド・ボウイ
[2]ウイングス/ヴァン・ヘイレン/コージー・パウエル
[3]クイーン/ブルー・オイスター・カルト/ビリー・ジョエル
[4]ニュー・バーバリアンズ(ロン・ウッド、キース・リチャーズ、イアン・マクラガン、スタンリー・クラークら)/ビー・ジーズ/チープ・トリック
[5]デイヴ・エドモンズ&ニック・ロウ/リーナ・ラヴィッチ/ジェネレーションX


■第2問

カラー・ページで「本誌特写」として、さらにモノクロ・ページでは別企画としてグラビアだけで2ヵ所の計7ページにわたって取り上げられているグループは?

[1]クイーン [2]ジャパン [3]ヴァン・ヘイレン
[4]ジョージ・サラグッド [5]ポール・マッカートニー
■第3問
モノクロ・グラビアでは「やって来る人たち やって来た人たち」ということで写真で構成された来日大特集が組まれています。そのトップを飾ったのは意外やジミー・クリフ二度目の来日公演。しかしこのステージ、開演が大幅に遅れました。ではその理由とは?

[1]本人のジャマイカ時間 
[2]台風 
[3]停電 
[4]会場近隣で起こった殺人事件 
[5]腹痛

■第4問
この年の洋楽シーン最大の話題は「ジャパン・ジャム」だったのでは。この号ではその開催決定を速報的にグラビア・ページで報じていますが、神奈川の江ノ島と京都の特設会場で開かれたこのフェスには、メイン・アクトとしてビーチ・ボーイズが出演、他にもハートやTKOといった海外からのグループが目玉としてラインナップされていました。そんな中、ここに出演した日本のグループとは?


[1]サディスティックス [2]ゴダイゴ [3]甲斐バンド 
[4]BOW WOW [5]サザンオールスターズ

■第5問
毎号テーマを設けてライブラリからそれに沿った写真をピックアップ、おふざけ企画として人気だった「おもしろグラビア」ですが、この月のテーマは?


[1]「夏に向かって大特集 ミュージシャン・ヒップヒップヒップ」と題したお尻ショット特集
[2]「新婚サン、旧婚さんいらっしゃーい!! ミュージシャン “われら夫婦” 」のコピーで2ショット特集
[3]かるた形式で「人気・不人気ミュージシャン総出演 お笑いロックいろはがるた」と題したちょっと毒強めの寸評集
[4]「できることなら……過去は忘れて……」のコピーで「ロック今昔物語」と題された、過去ショットと近影を並べた見た目比べ
[5]「大口だっていいんだ! 大きいことはいいことなんだから!!」のコピーで「ロック界の口裂け人間大集合」として集められた、口の大きなミュージシャン写真集
実はこの調子でさらに10問、「インタヴューより」「連載ページより」5問ずつ作成したのですが、構成してみたら文字ばかりになってしまったので今回はここまで。以下、正解と解説です。
 
────────────────

●正解
■第1問[4]
ロン・ウッド1979年のソロ・ツアーで編成されたニュー・バーバリアンズ。彼は豪華メンツを率いて全米ツアー、デヴィッド・タン氏他の写真でこの号のグラビアは彼らが巻頭トップを大きく飾っています。続くビー・ジーズはアンディも含めた兄弟4人でのオフを捉えたショット、チープ・トリックは『at 武道館』を経て全米でも人気が爆発したことを伝えるものでした。

ちなみに[1]はそれに続く最初のモノクロ・グラビア、[3]は広告を挟んでそれに続く2番目のカラーで、[2]は中盤にあるピンナップのカラー・ページ。[5]はさらにそのあとに位置するニュース的カラー・ページで、すべてこの号に掲載されています。
■第2問[2]
この年のジャパンは2月号でデヴィッド・シルヴィアンが単体で、3月号ではメンバー全員でと連続して表紙を飾り、当時飛ぶ鳥を落とす勢いでした。しかもこの前月6月号でばっさりを髪を切り大胆にイメージ・チェンジをしたカットを掲載。ファンを驚かせた直後だったことから、その注目度で大きくページを割くことにしたのでしょう。ジャパン人気の高まりとともに『ミュージック・ライフ』もここからさらに追い風に乗っていくのでした。
■第3問[3]
レゲエが一般にも広く知れ渡り始め、映画『ハーダー・ゼイ・カム』のテーマソングで人気を不動のものとし前年に続いて来日したジミー・クリフ。正解は停電と何てことない理由ですが、「ジャマイカ人は時間にルーズ」という偏見に騙されてくれれば……と作成した問題でした。[1]を選んだあなた、ジャマイカの皆さんに失礼ですよ! 後の選択肢は適当です。
■第4問[5]
これはご記憶の方も多かったのでは。ちなみにそれ以外のサディスティックス/ゴダイゴ/甲斐バンド/BOW WOWも、新譜レヴューや広告など、何らかの形で同じ号に名前のあったグループです。

■第5問[1]
7月号ということから「夏に向かって大特集」で分かりやすかったかもしれませんね。特に脈絡なく、背後から撮影されたものやたまたまステージでお尻を突き出した格好になったもの、そしてふざけてお尻を丸出しにした写真(ヴァン・ヘイレン)が集められています。

ちなみにそれ以外の選択肢もすべて実際のテーマ/特集で、[2]77年8月号(日本で披露宴を行なったスージー・クアトロ夫妻他)、[3]85年1月号(「は」話し出したら止まらない ボーイ・ジョージ、「い」生き写し、怖いくらい親父にそっくり ジュリアン・レノン他)、[4]84年5月号(メイク/素顔のKISS、長髪/ショートのデヴィッド・シルヴィアン、マイケル・ジャクソン他)、[5]79年10月号(ミック・ジャガー、デヴィッド・ヨハンセン、スティーヴン・タイラー他)に掲載されています。
いかがでしょう、すべてお分かりになりましたか? 本当は全部誌面を画像でご覧に入れたいのですが、権利の関係上これでなにとぞご容赦ください。次回はまた何か思いついたら作成します。MLCクイズ第5回、どいうぞお楽しみに!

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