ソウル・ミュージックを刺激的で新しい未来へ──新進気鋭のシンガー、デヴォン・ギルフィリアン、新作リリース

〈以下メイカー・インフォメーションより〉

シンガー・ソングライターでマルチ・インストゥルメンタリストのデヴォン・ギルフィリアンがセカンド・アルバムを4月にリリース！　1stシングルのMVも公開！

今作のプロデューサーにジェレミー・ルティート（ニードトゥブリーズ、ジョイ・オラドクン）を迎え、デヴォン・ギルフィリアンは21世紀のアメリカに生きるアフリカン・アメリカン・アーティストとしての半生を歌っている。アルバムに収録されている10曲のオリジナル・トラック（すべてギルフィリアンの共作）は、公平性、自分の信じるもののために戦うこと、そして愛について、それを見つけ、作り、人生のあらゆる側面に注ぎ込むことについての作品となっている。

デヴォン・ギルフィリアンは、新アルバムとシングルについて次のように述べています。

「このアルバムで自分のストーリーを共有し、この国の人々の間に広がっているギャップに愛を注ぎたかったんだ。シングル “All I Really Wanna Do” は、今を生きるためのアンセムだ。愛や人生、そして自分自身を探求するためにチャンスを掴もうとする歌なんだ。愛する人と奇妙な関係でいること、そして自分自身でいることで十分であることを知るための歌なんだ。この曲を聴いて、世界中で起こっている悲しい出来事を一瞬でも忘れてほしい。私たちの周りにある美しさと喜びを、私たちが目を向け、受け取るためにオープンである限り、思い出してほしい」

アルバム『Love You Anyway』のレコーディングが始まったのはコロナによるパンデミックの最中で、アメリカ国内の政治的な亀裂が広がる中、ギルフィリアンはマーヴィン・ゲイの音楽、愛、セラピー、そして愛猫達という身近でシンプルなインスピレイションのソースを基にアルバムを構築していった。

エレガントな「All I Really Wanna Do」は、このアルバムのオープニングを飾るザ・テンプテーションズからの影響を受けた楽曲。ソウルフルな「The Recipe」と 「Right Kind of Crazy」に続いて、プリンスを彷彿とさせる「Brown Sugar Queen」、そしてスウェーデンの新星ジャニスが参加している「Better Broken」が収録されている。また、「Better Broken」はビル・ウィザースのメロディの才能を思わせ、スピリチュアルな「Let The Water Flow」はジョージア州での政治的覚醒を再確認させ、「Righteous」（ナサニエル・レイトリフが参加）はアメリカの人種差別を冷静に描いている。アルバムの最後に収録されている「Love You Anyway」で、ギルフィリアンは受け入れることの生々しいパワーと美しさを表現している。

アメリカ、フィラデルフィアで育ったギルフィリアンは、レイ・チャールズ、スティーヴィー・ワンダー、オーティス・レディング、テンプテーションズといったミュージシャンの父と同じ世代のレジェンド達を発見することは、自分と近い世代の新しいサウンドを発見するのと同じくらい刺激的であったと言う。ウータン・クラン、ノトーリアス・B.I.G.、ジェイ・Zなどからも影響を受けてきた。2020年、デビュー・アルバム『Black Hole Rainbow』でシーンに躍り出た彼は、『NPR』『New York Times』など、多くのメディアから熱烈な賞賛を受けた。そして同年末、ギルフィリアンはマーヴィン・ゲイの名作『What's Going On』をリメイクし、有色人種の低所得者コミュニティのための資金調達や、民主主義プロセスを巡るリソースと教育の為に寄付をしている。