ピーター・フランプトン／フレーリーズ・コメットのベーシスト、ジョン・レーガンが71歳で死去

ピーター・フランプトンや、フレーリーズ・コメットのベーシストで知られ、ソングライター／プロデューサーでもあったジョン・レーガン（John Regan）が4月7日、ニューヨーク州ワッピンガーズ・フォールズの自宅にて、71歳で死去しました。

家族が訃報を伝えており、ピーター・フランプトンは、SNSで追悼メッセージを発表しています。

「あなたの世界に現れ、あなたの人生を本当に豊かにしてくれる人がいたとしても、ほんの一握りかもしれません。僕は最も親しい友人の一人を失くしました。彼は人柄が良く、最高のプレーヤーで、確実に僕の人生を豊かにしてくれました。ジョン・レーガンは、僕らの中で最高でした。彼は、王子だろうが貧民だろうが関係なく、誰かが困っている時に助けてくれる皆の友人であり、常に音楽的インスピレーションを与え、地球上で最高に愉快な人物の一人でした。愛しているよ、ブラザー。キミがいなくなり、多くの人たちが寂しくなる。安らかに」

レーガンは70年代初頭、シンガー／ソングライターのチップ・テイラー（俳優ジョン・ヴォイトの弟）のベーシストとしてプロ・キャリアをスタートさせ、ピーター・フランプトン1980年のアルバム『Rise Up』、1981年の『Breaking All The Rules』、1982年の『The Art of Control』をはじめ、2011年までフランプトンのレコーディングやツアーに参加していました。

また、1984年～1990年にかけて、元KISSのエース・フレーリーのバンド、フレーリーズ・コメットに在籍し、フレーリー1987年のソロ・アルバム『Frehley’s Comet』、1988年の『Second Sighting』、1989年の『Trouble Walkin’』で演奏しました。

その他にも、ミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイがカヴァーした1985年の大ヒット曲「Dancing in the Street」や、ローリング・ストーンズ1986年のアルバム『Dirty Work』、ビリー・アイドル1986年の『Whiplash Smile』、ボニー・タイラー1988年の『Hide Your Heart』、デヴィッド・リー・ロス1994年の『Your Filthy Little Mouth』などで演奏し、スティーヴン・スティルス、ジョン・ウェイト、デイヴ・エドモンズ、ロビン・トロワー、スキャンダルらのレコーディングにも参加していました。

その後、2014年からNY州ポキプシーのラジオ局「1450AM WKIP」の番組『Café Italia』で共同司会を務め、2016年には、元フレーリーズ・コメットのトッド・ハワースとスキッド・ロウのメンバーをフィーチャーしたフォー・バイ・フェイト（Four By Fate）の一員として、デビュー・アルバム『Relentless』をリリースしました。

レーガンは先月、クロスビー、スティルス、ナッシュ＆ヤングやバッファロー・スプリングフィールド、ザ・バーズ、ザ・ホリーズの音楽を記念する新たなライヴ・プロジェクト「Deja vu... All Over Again！」を発表したばかりで、「Six Cats In The Yard」というバンドとして、春～夏にコンサートを行なう予定でした（下、フェイスブック3月19日の投稿）。

安らかなる眠りをお祈りいたします。