フレッド・ニールやニルソンを思わせるLAの若手シンガー・ソングライター、サム・バートン。注目のセカンド作国内盤発売

サム・バートンは、ソルトレイク・シティ生まれでLAを拠点に活動、今は一時的に喧騒を離れて暮らす、若手のシンガー・ソングライター。2016、18年にカセット専門レーベルから作品を発表した後、2020年に初めてのCD／LPをリリース。続いて今回初めての日本盤として、セカンド作『デア・ディパーテッド』が7月19日に発売されます。

そこでの独特の響きを持たせた彼の低く穏やかな歌声からまず最初に思い浮かべたのは、カウボーイ・ジャンキーズの教会で録音した作品でした。そしてその先に見えてきたのは、フレッド・ニールやニルソンの姿。その先にはR.E.M.のマイケル・スタイプも見え隠れします。なのでこの『デア・ディパーテッド』、そしてサム・バートンは、同世代の若者たちよりも、60〜70年代のサインガー・ソングライターたちを愛した世代のハートをがっちり掴むはず。ぜひご一聴ください。

〈以下、公式インフォメーションより〉

ロサンゼルスを拠点に活動するシンガー、サム・バートンの新作が完成。名門パルチザン・レコードからは初となるアルバム『デア・ディパーテッド』、リリース。

●プロデュース：ジョナサン・ウィルソン（エンジェル・オルセン、ファーザー・ジョン・ミスティ、マーゴ・プライス）

ロサンゼルスを拠点に活動するシンガー＝サム・バートン（Sam Burton）は、2023年7月にパルチザン・レコード（Partisan Records：IDLES、Fontaines DC、Beth Orton、Fela Kuti）より、同レーベルからは初となるアルバム『Dear Departed』をリリースする。バートンにとって、『Dear Departed』は再生の時期に生まれた。ここ数年、彼はリセットした。ロサンゼルスで築いた生活を一時的に捨て、生まれ育ったユタ州に住み、再び引っ越し、今は、北カリフォルニアの田舎の農場にある小屋に身を寄せている。サムはこの作品を、痛みと喪失感に苦しめられている時のものと述べ、多くの時間を自分自身に別れを告げるために費やしている、と語る。『Dear Departed』は、ジョナサン・ウィルソン（Jonathan Wilson：Angel Olsen、Father John Misty、Margo Price）のトパンガ・キャニオンのスタジオで、LAでも最高のスタジオ・プレイヤーたちとレコーディングされた。プロダクションからプレイ、バートンの核となる作曲に至るまで、収録される10曲には時代を超越するものが存在する。バートンはウィルソンと共に、レトロなパスティーシュに陥ることなく、むしろ過去の夢を呼び起こすようなエコーとなるサウンドを実現した。それは、サムと彼のバンドが、遠い昔の煙の充満したバーの隅のステージに、ぎゅうぎゅう詰めにされているかのようだ。バートンは、現代のキャンベル（Campbell）、オービソン（Orbison）、ニルソン（Nilsson）を彷彿とさせるこのアルバムで、ローレル・キャニオンの純金を採掘する本来の才能を披露している。

■More info：Big Nothing

■作品情報
サム・バートン『デア・ディパーテッド』
Sam Burton／Dear Departed

ビッグ・ナッシング／ウルトラ・ヴァイヴ
PTKF3031-2J［CD／国内流通仕様］

商品情報
Sam Burton
『Dear Departed』

・Amazon Music／MP3（JUL 14 2023）¥1,800
・CD（2023/7/19）-

1. Pale Blue Night
2. I Don’t Blame You
3. Long Way Around
4. Coming Down On Me
5. Empty Handed
6. Maria
7. I Go To Sleep
8. Looking Back Again
9. My Love
10. A Place To Stay