アース・ウィンド＆ファイアーの元ギタリスト、シェルドン・レイノルズが63歳で死去

1987年から2002年にかけて、アース・ウィンド＆ファイアーのリード・ギタリスト／ヴォーカリストを務めたシェルドン・レイノルズ（Sheldon Reynolds）が5月23日、63歳で死去しました。

元バンド仲間のフィリップ・ベイリーが訃報を伝えています。
「シェルドン・レイノルズの訃報は、彼を知り、彼と仕事をした我々全員にとって、非常に悲しいものです。モーリス（・ホワイト）は、シェルドンをヴォーカルとギターで雇った時に、彼のヴォーカルに驚いたと言っていました。シェルドンはバンドにとって素晴らしい存在であり、素晴らしい作曲家／プロデューサーで、本当に親切で愛情深い人でした」

1959年にオハイオ州シンシナティで生まれたレイノルズは、8歳でギターを弾き始め、大学卒業後、シンガーのミリー・ジャクソンとツアーを行ない、続いてR&Bバンドのサン（Sun）のアルバムに参加しました。

1983年にはコモドアーズのメンバーになり、バンド1983年のアルバム『Nightshift』にギターとバック・ヴォーカルで参加したほか、1986年のアルバム『United』でも演奏しましたが、1987年に脱退し、アース・ウィンド＆ファイアー（EW&F）に加入しました。

EW&Fでは、1987年のアルバム『Touch The World』から1997年の『In The Name of Love』まで4枚のアルバムに参加し、1993年のアルバム『Millennium』に収録された「Sunday Morning」が、翌1994年のグラミー賞「最優秀R&B・ヴォーカル入りデュオ／グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされました。

またレイノルズは、モーリス・ホワイト1985年の初ソロ・アルバム『Maurice White』（邦題『スタンド・バイ・ミー』）と、フィリップ・ベイリー1989年のアルバム『Family Affair』に参加したほか、スモーキー・ロビンソン1990年のアルバム『Love』や、シカゴ2008年のアルバム『Chicago XXXII：Stone of Sisyphus』にもギターで参加していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。