グラミー・ウィナー、ブレイク・ミルズの新作発売が決定、先行シングル配信スタート

ミルズは、ベーシストのピノ・バラディーノとの共同プロデュース作品である前作『Notes With Attachments』（2021年）を制作中に友人を通じてワイズマンと知り合い、すぐにメールで連絡を取ったという。そして、ミルズ自身がエグゼクティヴ・ミュージック・ディレクターおよびメインの作曲家として参加した「Amazon Prime」にて大変高い評価を受けているドラマ・シリーズ『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』の劇中曲を、その他の名だたるミュージシャンらとともに制作したのが、コラボレーションのスタートとなった。

そして、2022年の春に全曲を2人で制作したのが、今作『Jelly Road』。録音とミックスはエンジニアであり、ミルズと頻繁に作品を共にしている、ジョセフ・ロージ（ボブ・ディラン、フィービー・ブリジャーズの作品も担当）が担当している。

ミルズとワイズマンは、ワシントン州のゴージ・アンフィシアターで6月10日に開催されるジョニ・ミッチェルの20年ぶりのライヴに参加するのを機に、『Blake Mills Featuring Chris Weisman Tour』を西海岸からスタートし、本作品の楽曲と彼らの様々なキャリアの中から選りすぐりの楽曲を演奏する予定だ。

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■ブレイク・ミルズ（Blake Mills）プロフィール
1986年生まれ。プロデューサー、作曲家、ギタリスト、ソングライター。プロデュースしたアラバマ・シェイクスの『Sound & Color』が第58回グラミー賞 最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバムを受賞。また、グラミー賞 プロデューサー・オブ・ザ・イヤーに2度ノミネートされている。

ソロ名義としては4枚のアルバムをリリース、どれも高い評価を受けている。

フィオナ・アップル、アラバマ・シェイクス、フィービー・ブリジャーズ、パフューム・ジーニアス、モージズ・サムニー、ボブ・ディラン、ローラ・マーリング、キャス・マックームス、ワイズ・ブラッド、ランディ・ニューマン等多数の大物アーティストとの共演、レコーディングを共にする。

2020年にリリースされたアルバム『Mutable Set』 は「Pitchfork」の「Best New Music」を獲得し、「優れた夢のように潜在意識を漂う静かなコレクション」と評された。

最近では、「Amazon Prime」限定のシリーズドラマ『Daisy Jones and the Six』（日本語タイトル『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』）でエグゼクティヴ・ミュージック・プロデューサーおよび主要なソングライターとして活動。

■クリス・ワイズマン（Chris Weisman）プロフィール
1975年生まれ、ヴァーモント州ブラトルボロ在住。ソングライター、ジャズ・ミュージシャン、コンセプチュアル・アーティスト。

自主制作の数十枚のソロアルバムは、飛躍的なメロディ、狂気的な詩、オーヴァーロードのハーモニー、溶けるようなブリッジ、ジャズソロ等の多様な要素を持っている。

ワイズマンは『Nonmusical Patterns and their Musical Uses（for Guitar in Standard Tuning）』の著者であり、インバーテッド・チューニングを発明。

また、インクレディブル・シャツ・カンパニー（Intangible Shirt Company）のメンバーとしても活躍。