ネクターの創設メンバー、ロン・ハウデンが78歳で死去

ドイツで結成された英プログレッシヴ・ロック・バンド、ネクター（Nektar）の創設メンバー／ドラマーのロン・ハウデン（Ron Howden）が9月29日、78歳で死去しました。

バンドの創設メンバー／ベーシストのデレク・“モー”・ムーアがSNSで訃報を伝えており、ここ数年様々な健康問題を抱えていたハウデンは、2016年からガンを患っていたものの、化学療法を乗り越え、克服していたそうです。

1945年に英シェフィールドで生まれたハウデンは、10代後半からムーアと演奏するようになり、1969年にドイツのハンブルグでムーア、ロイ・アルブライトン（2016年没）、アラン・フリーマン、ミック・ブロケット、キース・ウォルターズらとネクターを結成しました。

1971年にデビュー・アルバム『Journey to the Centre of the Eye』を発表したバンドは、1975年まで毎年スタジオ・アルバムをリリースし、1973年の『Remember the Future』がUSチャートで19位を記録しました。

その後、1976年にバンドの中心人物だったオリジナル・シンガー／ギタリストのアルブライトンが脱退し、バンドは1980年にアルバム『Man in the Moon』をリリースした後1982年に解散しましたが、2002年に再結成しました。

ハウデンは、アルブライトンが他界する2016年まで在籍し、2013年のアルバム『Time Machine』が、ハウデンとアルブライトンが参加した最後の作品になりました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。