R&B／ジャズのレジェンド、マリーナ・ショウが81歳で死去

伝説的R&B/ジャズ・シンガーのマリーナ・ショウ（Marlena Shaw）が1月19日、81歳で死去しました。

娘のマーラがフェイスブックの動画で訃報を伝えていますが、死因は発表されていません。

1942年にニューヨーク州ニューロシェルで生まれたショウは、1952年に叔父でジャズ・トランぺッターのジミー・バージェスを通じてアポロ・シアターで歌い始め、60年代半ばには、ジャズ・トランぺッターのハワード・マギーとNYCのジャズ・クラブで共演していました。

続いて、シカゴのチェス・レコードと契約し、1967年にデビュー・アルバム『Out of Different Bags』を発表。魅力的なルックスと官能的なヴォーカル、社会的意識の高い歌詞でファンを魅了し、1969年のセカンド・アルバム『The Spice of Life』から、代表曲となる「California Soul」と「Woman of the Ghetto」が大ヒットしました。なお、前者の「California Soul」は、ヒップホップ・アーティストが何度もサンプリングしており、TVのCMにも起用され、Spotifyだけで1億回以上もストリーミングされています。

その後、1972年にブルーノートに移籍したショウは、サード・アルバム『Marlena』を含めた5枚のアルバムをリリースしましたが、1977年にコロンビアへ移籍し、同年のアルバム『Sweet Beginnings』が、R&Bとジャズのチャートでトップ20入りを果たしました。

ショウは、2004年のラスト・アルバム『Lookin’ for Love』に至るまで、結果的に8つの異なるレーベルから合計17枚のアルバムをリリースし、晩年になっても定期的にステージでパフォーマンスを行なっていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。