アメン・デューンズ「この10年のベスト・アルバム」と謳われる傑作『フリーダム』から6年、サブ・ポップ移籍第一弾の新作『デス・ジョークス』リリース

アメン・デューンズは、デーモン・マクマホンのソロ・プロジェクト。インディ・アーティストとして高く評価されており、前作『フリーダム』は「この10年のベスト・アルバム」と評されるほど。同作から6年、今回サブ・ポップへ移籍し、ニュー・アルバム『デス・ジョークス』をリリースします。シングル「Purple Land」をリリース/ビデオも公開。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

高く評価される先進的なインディ・アーティスト、デーモン・マクマホンのソロ・プロジェクト、アメン・デューンズ。「この10年のベスト・アルバム」と謳われる傑作『フリーダム』から6年、サブ・ポップ移籍第一弾となるニュー・アルバム『デス・ジョークス』がリリース。アルバムより、シングル「Purple Land」をリリース/ビデオも公開。

「Purple Land」は、キャンプファイヤーのカントリー・ソングとして始まったが、ポリリズム、909、レゲエ・ギター、バックワード・ベース、ドラム・ブレイクを取り入れた曲へと変化していった。この曲は、まず子供の頃、そして年を重ねるにつれての人生のはかなさを歌っている。全知全能の天使のような人物が、このバラードを仕切る。「君はすっかり大人になる/私はとっくにいなくなっている/君は太陽に照らされて生きている/気をつけないと、君は忘れてしまうよ」

「 “Purple Land” は、このアルバムの人物描写のひとつである。最初は子供、次に語り手、そして力を与えられた人物が、不確かな世界の断絶や幻滅から解放され、そこから解き放たれるまでを描いている。この歌はまず、この世での人生について娘に贈る歌として始まり、さまざまな段階を経て、決まり文句や警告、指針を提示し、やがて語り手自身の不確かな世界への内省となる。そして最後に、すべてを解き放つ模範的な人物、リア・アン(Rhea Anne)が登場する。Anneは、曲の最後の1分でビートが落ちるとき、単純な無謀な自由の瞬間に全てからの解放を示す」とマクマホン(McMahon)は説明する。
●高く評価されている先進的なインディ・アーティスト、アメン・デューンズ(Amen Dunes)が、サブ・ポップ(Sub Pop)からは初となるニュー・アルバム『Death Jokes』をリリースする。この作品は、『Pitchfork』が「この10年のベスト・アルバム」と評した2018年のアルバム『Freedom』以来となる新作だ。ニューヨークにあるアメン・デューンズのスタジオで主にレコーディングされた『Death Jokes』には、ジャズ・ベーシストのサム・ウィルクス(Sam Wilkes)、プロデューサーのクリストファー・バーグ(Christoffer Berg:Fever Ray)とクウェイク・ベース(Kwake Bass:Tirzah & Dean BLunt)、そして、パノラム(Panoram)とマニー・マーク(Money Mark)が参加している。アルバムでは、2006年のプロジェクト発足以来初めて、アメン・デューンズのスピリチュアルな考察と瞑想が自分自身から離れ、世界に向かって鋭く向けられた。また、音楽的にもテーマ的にも思い切った方向転換を実施。彼が育ったレイブやラップのエレクトロニック・ミュージックに根ざしながらも、「自分では想像もしなかったような、暴力、支配、破壊的な個人主義」というアメリカの文化に対する痛烈なエレクトロニック・エッセイのような作品へと仕上がっている。『Death Jokes』の制作は、2019年の冬、パンデミックの第一報が届く数週間前に始まった。完成したのは、それから3年後、私たちが最悪の事態から脱し始めたときだった。アルバムの意味はパンデミックが進むにつれて変化していった。最初は、形への執着や自分自身への反省であったが、やがて、「私たちが判断を誤り、攻撃し、ベールに包まれた自己中心性と自己重要性が道徳の仮面をかぶる」という、私たちの文化の盲点を告発するものへと変化していった。

●デーモン・マクマホン(Damon McMahon)のソロ・プロジェクト、アメン・デューンズは、2006年秋にニューヨーク北部のトレーラーで即興的に作られ、レコーディングされた曲のコレクションから始まった。その時のテープは当初、リリースするつもりのないプライヴェートなレコーディングとして棚にしまわれ、翌年の夏、マクマホンは中国に移住し、音楽制作を全面的に止めた。その後数年間は北京に住み、作曲とレコーディングをたまに行なう程度だったが、2009年にローカスト・ミュージック(Locust Music)から『D.I.A.』をリリースすると、アンダーグラウンドの批評家たちはアルバムを絶賛。マクマホンはアメリカに戻り、アメン・デューンズとしてバンドを結成することを決意した。2018年には目下の最新作『Freedom』をセイクレッド・ボーンズ(Sacred Bones)よりリリース。アルバムは『Pitchfork』のベスト・ニュー・アルバムに選ばれ、『NME』で満点のレヴューを獲得する等、絶賛され、数多くのメディアが同年の年間ベスト・アルバムの1枚に同作を選出した。アメン・デューンズの作品は、スポークン・ワードやベッドルーム・インダストリアル・ミュージックから、ダウナーなエチオピアの曲のカヴァーや辛辣なフォーク、そして、クラシックなアメリカン・バラードまで、さまざまな形態をとっている。しかし、その全ての中心にあるのは、異質でエレメンタルな曲の探求である。

■More info:Big Nothing

【アルバム情報】2024.5.10 ON SALE[世界同時発売]

アメン・デューンズ『デス・ジョークス』
Amen Dunes/Death Jokes

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
品番未定[CD/国内流通仕様]SP1555LPXJ[LP/国内流通仕様]
世界同時発売、解説付

商品詳細
アメン・デューンズ
『Death Jokes』


Amazon Music・MP3(MAY 10 2024)¥1,600
1. Death Jokes
2. Ian
3. Joyrider
4. What I Want
5. Rugby Child
6. Boys
7. Exodus
8. Predator
9. Solo Tape
10. Purple Land
11. I Don’t Mind
12. Mary Anne
13. Round the World
14. Poor Cops
商品詳細
Amen Dunes
『Through Donkey Jaw』


Amazon Music・MP3(AUG 16 2011)¥1,800
CD(2011/8/16)輸入盤
商品詳細
アメン・デューンズ
『Cowboy Worship』


Amazon Music・MP3(JAN 20 2015)¥900
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