トロントのハードコア／ノイズ・ロック・バンド、メッツの新作が完成。パワフルさ＆美しさ＋ポップさも兼ね備えた4年振り5枚目

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

カナダはトロントのハードコア／ノイズ・ロック・バンド、メッツの新作が完成。パワフルさと美しさを兼ね備えた4年振り自身5枚目のアルバム『アップ・オン・グラヴィティ・ヒル』、サブ・ポップよりリリース。

●ゲスト：オーウェン・パレット、アンバー・ウェバー（ブラック・マウンテン）

●2024年4月12日、メッツ（Metz）は4年ぶりとなるアルバム『Up On Gravity Hill』をサブ・ポップ（Sub Pop、カナダはダイン・アローン〈Dine Alone〉）からリリースする。このアルバムは、セス・マンチェスター（Seth Manchester：Mdou Moctar、Lingua Ignota、Battles、The Body）がエンジニアをつとめ、ブラック・マウンテン（Black Mountain）のアンバー・ウェバー（Amber Webber）とコンポーザー／ストリングス・アレンジャーのオーウェン・パレット（Owen Pallett）がゲスト参加している。メッツは、かつては歓喜に満ちた怒りの歌で鼓膜を吹き飛ばすことで知られていたバンドだが、過去数枚のアルバムでは、獰猛さをアトモスフェリックに変える方法を模索し始めている。こうした彼らのサウンドの進化は、バンド自身の成熟だけでなく、理解し生き残るためにニュアンス（微妙な差異）と思いやりを要求する世界の変化も反映している。『Up On Gravity Hill』でもそれは顕著で、バンドはロックの生々しいパワーを最も繊細で複雑な結末へと導き続けている。この作品は、メッツのこれまでで最もパワフルなレコードであるだけでなく、最も美しいレコードでもある。こうした進化にスポットライトを当てるため、バンドは対照的な2枚のシングル（ストンプするようでモータリックな「99」と、チャージしながらも深くメロディックな「Entwined（Street Light Buzz）」）を、アルバムのアナウンスと共にリリースした。

●メッツは2008年にカナダのトロントで結成されたハードコア／ノイズロック・バンドだ。メンバーはアレックス・エドキンス（Alex Edkins：Vo/G）、ヘイデン・メンジーズ（Hayden Menzies：Dr）、クリス・スロラッチ（Chris Slorach：B）の3人で、2012年にデビュー・アルバム『Metz』をサブ・ポップよりリリース。アルバムは『Pitchfork』で「Best New Music」に選ばれ、NMEで8/10のレビューを獲得するなど、大きな評価を博し、ポラリス・ミュージック・プライズ（カナダのマーキュリー賞）にもノミネートされた。2015年にはセカンド・アルバム『II』をリリース。同作もポラリス・ミュージック・プライズにノミネートされ、2017年9月にはスティーヴ・アルビニ（Steve Albini）のレコーディングによるサード・アルバム『Strange Peace』をリリース。2020年にはフォース・アルバム『Atlas Vending』をリリースした。

■More info：Big Nothing