クレイジー・タウンのフロントマン、シフティ・シェルショックが49歳で死去

ロサンゼルスのラップ・ロック・バンド、クレイジー・タウン(Crazy Town)の共同設立者/ヴォーカリストのシフティ・シェルショック(Shifty Shellshock)が6月24日、49歳で死去しました。

Variety」などによると、シフティはロサンゼルスの自宅で遺体となって発見されたそうですが、死因などは発表されていません。
1974年にロサンゼルスで生まれたシフティ(本名 Seth Brooks Binzer)は、1995年にブレット・“エピック”・マズールとクレイジー・タウンを結成し、1999年にデビュー・アルバム『The Gift Of Games』をリリースしました。

このアルバムから、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Pretty Little Ditty」をサンプリングしたサード・シングル「Butterfly」が全米チャートで第1位に輝き、バンドはニュー・メタル時代の主力となりました。

続いて2002年にセカンド・アルバム『Darkhorse』を発表しましたが、前作のようには成功せず、バンドは翌2003年に解散。シフティは2002年、英レコード・プロデューサー/DJのポール・オークンフォールドとチームを組み、シフティのヴォーカルをフィーチャーした「Starry Eyed Surprise」(オークンフォールドのデビュー・アルバム『Bunkka』収録)が、国際的にヒットしました。またシフティは、2004年に唯一のソロ・アルバム『Happy Love Sick』をリリースしています。

その後、バンドが2007年に再結成し、2015年にサード・アルバム『The Brimstone Sluggers』を発表、しかしながら2017年にマズールが脱退し、シフティがバンド名をクレイジー・タウンXに改名していました。

なお、シフティは音楽活動に加え、1994年の冒険コメディ映画『Clifford』(邦題「でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード」)や、2016年のゾンビ・ホラー映画『Dead 7』に出演したほか、依存症との闘いを公表し、米ケーブルTV・VH1のリアリティ番組『Celebrity Rehab With Dr. Drew』と『Celebrity Rehab Presents Sober House』にも出演していました。

2012年に意識を失い昏睡状態で入院したこともあったシフティは、今年4月にSNSで次のように綴っていました。
「僕は闘う者というよりは愛する者です。闘うよりも愛すべきなのは自分自身です。ミスター・シフティ、真の愛を#シラフで生きていることに感謝」

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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『The Gift Of Game』


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クレイジー・タウン 
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