1940年にペンシルヴェニア州エリーで生まれたキャロル・ボンジョヴィは、『プレイボーイ』誌の初代バニーガールの一人で、1959年に入隊した海兵隊時代に後の夫ジョン・フランシス・ボンジョヴィと出会い、ニュージャージー州セアヴィルに移住した後、1962年に息子のジョンが誕生しました。

キャロルはジョンが7歳の時にギターを買い与え、両親ともロック・スターを夢見るジョンをサポートし、80年代にボン・ジョヴィのファン・クラブを創設したキャロルは、“ママ・ジョヴィ” のニックネームで呼ばれていました。

ジョンは2020年の『ビッグ・イシュー』でのインタヴューで、次のように語っています。

「両親はいつも僕を応援してくれた。今思えば、信じられないことだけど。僕は午前1時か2時に帰宅しても8時までに学校に行かなくてはならず、両親はただ『学校には時間通りに行きなさい。それがあなたの責任だと分かっているだろうけど、夢を追いなさい』と言ってくれたんだ」

なお、ジョンは2021年、「Story of Love」（アルバム『2020』収録）のミュージック・ビデオで、若い頃の両親の写真の前で歌っていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。