メイズのリーダー、フランキー・ビヴァリーが77歳で死去

メイズ feat. フランキー・ビヴァリー『Joy And Pain』（Capitol Records：1980）。ジャケット裏面はグループショットで、右はビヴァリーがフィーチャーされたインナースリーヴ。

フィラデルフィアのソウル／ファンク・バンド、メイズ（Maze featuring Frankie Beverly）の創設者でリード・シンガー／ソングライター／プロデューサーのフランキー・ビヴァリー（Frankie Beverly）が9月10日、77歳で死去しました。

家族が訃報を伝えていますが、死因などは発表されていません。

ビヴァリーは1946年にペンシルヴェニア州フィラデルフィアで生まれ、子供時代から教会でゴスペルを歌い、10代でアカペラ・ドゥー・ワップ・グループを結成していました。

その後、ビヴァリーは70年代半ばに新たなグループとサンフランシスコに移り、マーヴィン・ゲイとの出会いを機にゲイのツアーでオープニングを務め、ゲイの提案でバンド名をメイズに改名しました。

メイズは、1977年のデビュー・アルバム『Maze featuring Frankie Beverly』から、1993年に発表した通算8枚目の最後のスタジオ・アルバム『Back to Basics』に至るまで、1981年のライヴ・アルバム『Live in New Orleans』を含めた９枚のアルバムがゴールドに認定され、「Happy Feelin’s」や「While I’m Alone」「Lady of Magic」「Before I Let Go」がヒットしたほか、1985年の「Back in Stride」と1989年の「Can’t Get Over You」がR&BチャートのNo.1に輝きました。

なお、ビヴァリーは今年の1月から、メイズ（Maze featuring Frankie Beverly）のフェアウェル・ツアー「I Wanna Thank You」に乗り出し、メイズは今後、ビヴァリーの代わりにトニー・リンゼイがリード・ヴォーカリストを務め、“Maze Honoring Frankie Beverly” としてパフォーマンスを続けると発表していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。