イーグルスのコラボレーター、シンガー／ソングライターのJ.D.サウザーが78歳で死去

また、かつての恋人、リンダ・ロンシュタットの「Prisoner in Disguise」や「Faithless Love」でコラボしたほか、1973年にリッチー・フューレイ、クリス・ヒルマンとサウザー・ヒルマン・ヒューレイを結成し、2枚のアルバムをリリースしました。

ソロとしても活動したサウザーは、1972年から2015年の間に8枚のソロ・アルバムをリリースし、中でも1979年の「You’re Only Lonely」がアダルト・コンテンポラリー・チャートの第1位に輝き、ジェイムス・テイラーをフィーチャーした1981年の「Her Town Too」もヒットし、2013年に「ソングライターの殿堂」入りを果たしました。

俳優としては、1989年にTVシリーズ『Thirtysomething』のシーズン3にジョン・ダナウェイ役で出演したほか、1990年の映画『Postcards from the Edge』（邦題『ハリウッドにくちづけ』）や、2012年のTVドラマ『Nashville』にも出演していました。

サウザーの訃報を受け、ソングライター仲間のスティーヴン・ビショップは、次のように綴っています。

「友人J.D.サウザーの訃報を聞き、とても悲しんでいます。彼とはたくさんの思い出がありますが、特に印象に残っているのは、1980年代に “For Love” という曲を一緒に書いたことです。曲は完成しませんでしたが、デモを作り、あのコラボレーションは一生の思い出です。彼は並外れた才能の持ち主で、音楽への貢献は計り知れません。彼の死は非常に惜しまれますが、彼のレガシーは、彼を知り、愛した人たちの心の中で生き続けるでしょう」

また、イーグルスは次の声明を発表しました。

「私たちは、兄弟で友人である素晴らしいコラボレーターを失いました。そして世界は、70年代に生まれた南カリフォルニア・サウンドの先駆者である偉大なソングライターを失いました。J.D.サウザーは賢明で才能があり、博識で優れたユーモアのセンスの持ち主でした。彼は美味しい食事と良い映画、美味しいマティーニが大好きで、犬好きだった彼は、生涯を通じて何匹もの犬を飼っていました。

デトロイトで生まれ、テキサス州パンハンドルで育った彼は、カントリーからジャズ、クラシック、そしてグレイト・アメリカン・ソングブックの “スタンダード” まで、最高のアメリカ音楽の深いルーツを学び、その知識と理解が彼の作品に影響を与えました。彼は、“The Best of My Love” “New Kid in Town” “Heartache Tonight” など、私たちの最も人気のある曲において重要な共作者でした。またJ.D.は、“The Heart of the Matter” “Little Tin God” “If Dirt Were Dollars” “Talking to the Moon” など、ドン・ヘンリーの多くのソロ作品でもコラボレーションしました。私たちは彼の死を悼み、彼のご家族、友人、そして世界中の多くのファンにお悔やみを申し上げます。彼は並外れた人物であり、多くの人が彼を惜しむことでしょう。さようなら、旧友。良い旅を」

安らかなる眠りをお祈りいたします。