マリアンヌ・フェイスフル、遺作EP『Burning Moonlight』からタイトル曲公開

このEPには、フェイスフルが亡くなる前年に取り組んでいた新曲4曲が収録されており、いずれもフェイスフル1965年のデビュー・アルバム『Marianne Faithful』と同年のセカンド・アルバム『Come My Way』からインスパイアされた曲で、当初は2月にリリースされる予定でしたが、彼女が他界したため発売が延期されていました。

息子のニコラス・ダンバーは、次の声明を発表しています。

「マリアンヌの死を悲しむ中、彼女が亡くなる前の1年間に取り組んだ曲をリリースできることを嬉しく思います。マリアンヌは音楽を創作し、演奏するために生きていました。それが彼女の原動力であり、彼女は決してやめませんでした。最後まで、彼女はこのリリースを楽しみにしていました。今回のリリースは、彼女の素晴らしい芸術的キャリアを完結させ、祝うものです」

また、プレスリリースによると、フェイスフルはこのプロジェクトについて、次のように語っていました。

「昔を振り返る良い時期です。自分がやってきたことをすべて思い出せますから。私は特に懐古趣味の人間とは言えませんが、この内省の時期を楽しんでいます」