いよいよ来週末は、ビートルズ来日記念ウィーク！ そして、今年もビートルズ研究の第一人者である藤本国彦氏のプロデュースによるトーク＆ライヴ・イベントが28日（土）、29日（日）の2日間、昼・夜、計4公演が六本木 BAUHAUS ROPPONGIで開催されます。

今回は28日（土）の昼公演のトークゲストである音楽プロデューサー、新田和長氏をご紹介。新田さんは、国内アーティストでは、チューリップ、サディスティック・ミカ・バンド、忌野清志郎、加藤和彦、小田和正他、数多くのアーティストを担当されましたが、実は、あのジョージ・マーティンとの親交が大変深く、驚くようなエピソードをお持ちです。例えば、少しご紹介すると……。

■1969年、イギリスのEMIから空輸されたアルバム『アビイ・ロード』を開封して、日本で最初に聴いたのが新田さん。
■ジョージ・マーティンとは、1975年から40年来の付き合いがあり「イエスタデイ」の弦楽四重奏のスコア、米国RIAAから贈呈されたプラチナ・ディスク、ビートルズがスタジオで実際に使用していたノイマンのマイクロフォンなどが後に新田さんに贈呈された。
■ジョージ・マーティンがバハマのモンセラット島につくったがリゾート・スタジオがハリケーンで被害を受け閉鎖されてしまった際、SSLとフォーカスライトがコンバインされている世界に３台しか存在しないコンソールを譲るから、夢を引き継いで欲しいとジョージ・マーティンに託され、札幌芸術の森にファンハウス札幌スタジオを建設。
■2016年、ロンドンの教会で行なわれたジョージ・マーティンの追悼式典に出席（日本人で出席したのはオノヨーコさんと新田さんの２人だけ）ポール・マッカートニーの弔辞を録音して持ち帰った。翌2017年、ジョージ・マーティンが会長を務めてきた英国プロデューサーズ&エンジニアズ協会主催の「送る会」の席上、挨拶を行なった。

……等々。他にも新田氏のみが知る、興味深いビートルズ神話が当日は語られるだろう。

イベントの前半、ライヴ・パートでは28日は The Beatmasters、29日は The Beat☆Rush が出演。1966年の日本公演プラスαを演奏します。来週末は、六本木のBAUHAUSでビートルズ三昧ですね。お楽しみに！