レスター・バングス著作集出版記念イベント──レスター・バングスのなんの夜?

レスター・バングスの著作集『サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング』が、7月4日にトンカチブックスより発売されます。レスター・バングスとは70年代米国の『ローリング・ストーン』を中心に活躍した急進的な音楽評論家で、33歳という若さで他界したこともあって宣伝文句にもある通り「伝説のロック評論家」として知られています。本書はこれまた著名な音楽評論家であるグリール・マーカス編によるバングス著作集の翻訳版。弊社も大変お世話になっている翻訳家・奥田祐士氏によって初の邦訳が実現。そしてその発売に合わせ、出版記念パーティーが開かれることになりました。
〈以下、公式インフォメーションより〉

【新刊発売】伝説のロック評論家 レスター・バングス、初邦訳アンソロジー発売決定─70年代ロックを撃ち抜いた魂の言葉が蘇る。『サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング』。
音楽評論界の異端児にしてカリスマ、レスター・バングス。その初となる邦訳アンソロジーが、2025年7月4日(金)に発売決定! 音楽評論界の大物グリール・マーカスが膨大なレコード評や記事、未発表原稿を精選。

株式会社トンカチ(東京都渋谷区、代表:勝木悠香理)はアメリカの伝説的なロック評論家レスター・バングスの初邦訳著作集『サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング』を2025年7月4日(金)に発売する。現在、トンカチストア、amazon、楽天ブックスなどで予約受付中。
商品情報
レスター・バングス(著)、グリール・マーカス(編集)、奥田祐士(翻訳)
『サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング:レスター・バングス著作集』

単行本(2025/7/4)¥5,500
■書籍情報
書名 :「サイコティック・リアクションズ・アンド・キャブレター・ダング」レスター・バングス著作集
著者:レスター・バングス

編者:グリール・マーカス

訳者:奥田祐士
定価 5,500円(本体 5,000円+税)
発売日:2025年7月4日
体裁 :並製本 縦188mm 横128mm 厚さ40mm 672ページ
ISBN :978-4-910592-41-1
出版社:株式会社トンカチ

「ホンモノか紛いものか言葉で射抜く」──伝説のロック評論家レスター・バングスのアンソロジー(著作集)が初の邦訳! 2024年に初邦訳が刊行された『Let it Blurt』に続く、トンカチブックスのレスター・バングス第2弾。ロックが最も輝いた1970年代を太く短く駆け抜けて遺された、言葉の奔流。音楽評論界の大物グリール・マーカスが膨大なレコード評や記事、未発表原稿の中から精選。文学としてのロックンロール、ロックンロールとしての文学がここに蘇る。

特設サイト

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・レスター・バングス(著者)
Lester Bangs 1948年12月14日ー1982年4月30日

レスターのキャリアは大学時代、雑誌『ローリング・ストーン』の読者によるアルバム・レビューを募集する企画に応募したことから始まった。独学で築いた荒々しい言葉遣いと極めて鋭利な文章は人気を集め、『ローリング・ストーン』でニッチな地位を確立した。1973年「ミュージシャンを侮辱した」という理由で解雇されるまで、『ローリング・ストーン』で執筆を続けた。

その後、寄稿した雑誌『Creem』でも、騒々しく急進的な批評は止まらなかった。ある時は、アメリカのロック・バンド、J・ガイルス・バンドのコンサート中に、タイプライターを手にステージに上がり、聴衆に見られながらリズムに合わせてキーを叩き批評でライヴした。『Fusion』『Playboy』『Penthouse』『New Musical Express』『Phonograph Record Magazine』『Village Voice』などさまざまな出版物に寄稿する。1982年、ドラッグの過剰摂取が原因で33歳という若さで生涯を閉じた。

2000年には映画『あの頃ペニー・レインと』で今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンがレスター・バングス役を演じた。ニューヨークパンクを代表するバンド ラモーンズや、世界で最も重要なバンドとも評されるREMのマイケル・スタイプは愛情を込めて曲中で彼の名前を歌い、作家デヴィッド・フォスター・ウォレスは、初の共著『シグニファイング・ラッパーズ』をレスターに捧げた。


・グリール・マーカス(編者)Greil Marcus

1945年6月19日まれ。アメリカの作家、音楽ジャーナリスト、文化評論家。ロック・ミュージックを文化と政治というより広い枠組みの中に位置づける学術的・文学的なエッセイを執筆したことで知られる。すでに30冊近くも著書があり、その影響はイギリスのイアン・ペンマンやマーク・フィッシャーにまでおよぶほど大きい。日本では『ミステリー・トレイン』『デッド・エルヴィス』が有名。

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レスター・バングス著作集出版記念イベント レスター・バングスのなんの夜?

トンカチの裏ライフワークであったレスター・バングス著作集がついに刊行されることになった。

そこで、期間限定バー「BAR_ナンノオト?」(トンカチがいつもの思いつきで始めたバー)を使って出版記念パーティーを行なう。題して「レスター・バングスのなんの夜?」。スウェーデン・ワインやスウェーデン・ウイスキーを破格のイベント特別プライスで飲みながら、レスターが没した1982年4月30日までにリリースされた、つまりはレスターが耳にしていたに違いない音。というテーマで選曲した最上の音楽を聞きながら、時代の熱量を体験しようではないか!

ゲストDJに代官山のロックの良心といわれる聖地「BAR・CRIMJON」(これがCRIMSONじゃないんだよ)の主催、高橋JUKOを招聘。

この書籍の出版をトンカチに押し付けたパワーショベル(トンカチの前身の会社)のHOさんも久々に世間に出て音楽をかけます。ロック、レスター、スウェーデンワイン、トンカチ、パワーショベル、代官山の、最初で最後の共演に、ぜひお立ち会いください!

お一人様、大歓迎。音楽にもワインにも詳しくないけど楽しめるのかしらのご心配は無用です!

【イベント概要】

レスター・バングス著作集出版記念イベント
レスター・バングスのなんの夜?

・会場:BAR_ナンノオト?
東京都渋谷区代官山町1-1 Grava代官山6F
・開催日:2025年7月4日(金)
・開催時間:18:00〜22:00

・スウェーデンワインをはじめとするドリンクを特別価格で提供します。
1ドリンク:1000円(税込)

・当日はレスター著作集をお買い上げの方には1ドリンク無料チケットをプレゼントします。

・当日は1982年4月30日(レスターの命日)までにリリースされた音楽だけをかけます。

【ご注意】
※ご予約の方を優先しますので、事前のご予約をおすすめします。7月4日(金)の枠をご予約ください。システムの都合上、時間枠ごとの予約になりますが、どの時間にご予約いただいても18時〜22時の間にご参加いただけます。

ご予約はこちらから

※当日は特別イベントのため、キャッシュオンデリバリーで現金のみのお支払いとなります。通常メニューと異なるイベント特別メニューとなります。

※座席に限りがあるためスタンディングになる場合があります。

イベント公式ページ
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