シアトルの伝説のバンド、マザー・ラヴ・ボーンが残したアルバムとEPが初リマスター再発。日本盤のみ2作カップリングでのミニLP仕様紙ジャケ2CDでリリース！

1988年に結成したシアトルのバンド、マザー・ラヴ・ボーンのデビュー・アルバム『アップル』（1990）の発売35周年を記念して、『アップル』とEP『シャイン』（1989）が初リマスターされ、CD、LP（ブラック＆限定盤カラー）、デジタル配信の各形態で9月26日にリリースされることが決定した。日本盤のみ、2作をカップリングしたミニLP仕様の紙ジャケット2CD、SHM-CD仕様で10月10日にリリースされる。

1989年3月にリリースされたEP『シャイン』は、グランジ・ロックの進化を加速させた重要なリリースの1つとして注目を集めた。1990年8月にデビュー・アルバム『アップル』をリリースしたが、発売を目前に控えてフロントマンのアンドリュー・ウッドがオーバードーズで亡くなり、『アップル』は唯一のアルバムとなってしまった。2作は当時のグランジとオルタナティヴ・ロック・シーンのみならず、常に新しい世代のミュージシャン／ファンに影響を与え、支持を獲得し続けている。

オリジナル・メンバーの ジェフ・アメン（B）とストーン・ゴッサード（G）は後にパール・ジャムを結成した。2人はアンドリュー追悼のため、サウンドガーデンのクリス・コーネルと共にテンプル・オブ・ザ・ドッグを結成。他のパール・ジャムのメンバーも参加し1991年にアルバム『テンプル・オブ・ザ・ドッグ』をリリース、全米5位を記録した。

パール・ジャムの公式YouTubeショートに、当時のアンドリュー・ウッドの映像が公開されている。

米音楽メディア『Pitchfork』は2022年10月の記事 “90年代のベスト・グランジ・アルバム25選” で、ニルヴァーナ、パール・ジャム、サウンドガーデン、スマッシング・パンプキンズ、アリス・イン・チェインズなどのアルバムと共に『アップル』を選出した。