「これからもKANの歌を歌い継いでいきたい」──『Wabi-Sabiライブショー 伝えたい歌が、たくさんたくさんアンデス山脈』開催

〈以下、公式インフォメーションより〉

12月4日、大阪・オリックス劇場で「Wabi-Sabiライブショー 伝えたい歌が、たくさんたくさんアンデス山脈」が開催された。本イベントは、2023年11月に逝去したシンガーソングライター・KANが残した歌と思い出を共有したいという思いから、スターダスト☆レビューの根本要と馬場俊英がDJを務めるFM COCOLOのラジオ番組『Wabi-Sabiレディオショー』が開催。

 出演はスターダスト☆レビューの根本要、馬場俊英、K、トータス松本、槇原敬之。KANが数々の思い出を築いた特別な地・大阪で、彼が音楽活動と同じように大切にしていた “ラジオ番組のような雰囲気” のライブを、縁の深いアーティストたちが届けた。イベント・タイトルにもある “伝えたい歌” を歌い紡ぎつつ、ラジオ番組さながらの笑いに満ちたトークも交えた、3時間のステージの模様を速報でお届けしたい。

イベントはKANの楽曲のみで構成され、前半をアコースティック、後半をバンド形式で展開。それぞれの出演者が思い入れのある楽曲をセレクトし、歌詞やメロディ、そしてKANとのエピソードを語りながら歌を披露した。根本要は「何の変哲もないLove Song」、馬場は「月海」などを歌い上げ、「今日ここにアイツがいないことがおかしい」と、長年ラジオやイベントで相棒だったKANの姿がないことへの悔しさをにじませる場面もあった。

Kは「こんなシンガーソングライターになりたいと思えた」と語り、「Songwriter」を。槇原敬之は「歌いたくなる名曲!」と「REGRETS」を、トータス松本は「読むほどに味わい深い歌詞」と「いつもまじめに君のこと」を披露。それぞれの歌声で紡がれる名曲の数々に涙する観客の姿も見られたが、トークコーナーでは一転し、ラジオ番組さながらの盛り上がりに会場からは大きな笑い声が起きた。

イベントの最後には「大合唱で終わりたい!」と、KANのユーモアとメロディセンスが詰まった軽快なポップナンバー「よければ一緒に」を観客とともに歌い上げた。さらにアンコールでは、KANのライブではお馴染みだった天使の羽を出演者全員が身にまとい、「KANのクリスマスソング」をKANの歌唱パートも交えながら披露。根本は「KANの凄さを何度も噛み締められるのが嬉しい。あいつに届くように歌おう」と思いを語り、最後は名曲「愛は勝つ」を出演者、観客全員で大合唱。愛と笑顔、そして笑い声に満ちた3時間のステージが幕を閉じた。

Text by 黒田奈保子
Photo by 田浦ボン、ハヤシマコ

 【オンエアインフォメーション】

『Wabi-Sabi レディオ・ショー』
■毎週土曜日 18:00 - 19:00
■DJ:根本 要/馬場俊英
12月13日の放送では、この日のライブ音源特集をオンエア!

『おとといラジオ』
■毎週火曜日 18:00 - 19:00
■DJ:森田恭子

さらに、2026年3月 歌謡ポップスチャンネルでのテレビ放送が決定しました!
歌謡ポップスチャンネル
Wabi-Sabiライブショー 伝えたい歌が、たくさんたくさんアンデス山脈

 【セットリスト】
オープニング/ 根本要、馬場俊英
M①牛乳のんでギュー / 根本要、馬場俊英
M②月海 / 馬場俊英
M③何の変哲もないLove Song / 根本要
M④Songwriter / K
M⑤世界でいちばん好きな人 / トータス松本
M⑥東京ライフ /K、槇原敬之
M⑦赤字のタンゴ / 根本要、K
M⑧ときどき雲と話をしよう / 馬場俊英
~TALKコーナー~
M⑨サンクト・ペテルブルグ〜ダジャレ男の悲しきひとり旅〜 / K、根本要、馬場俊英
M⑩REGRETS / 槇原敬之、根本要
M⑪死ぬまで君を離さない / 槇原敬之
M⑫すべての悲しみにさよならするために / 根本要、K、馬場俊英
M⑬まゆみ / トータス松本、槇原敬之、根本要、K、馬場俊英
M⑭いつもまじめに君のこと / トータス松本
M⑮ロックンロールに絆されて / 馬場俊英、トータス松本、根本要
M⑯よければ一緒に / 根本要、馬場俊英、K、トータス松本、槇原敬之
En①愛は勝つ / 根本要、馬場俊英、K、トータス松本、槇原敬之
En②KANのクリスマスソング / 根本要、馬場俊英、K、トータス松本、槇原敬之
【BAND】
神佐澄人(Key)
馬場一嘉(Gt)
柳原旭(B)
菊嶋亮一(Ds)
山本健太(Key)

【イベント概要】

Wabi-Sabiライブショー 伝えたい歌が、たくさんたくさんアンデス山脈

■日程:2025年12月4日(木)開場 17:30|開演 18:30
■会場:オリックス劇場
■出演:根本要(スターダスト☆レビュー)、馬場俊英
■ゲストアーティスト:K/トータス松本/槇原敬之
■料金:7,800円(税込・全席指定)
■主催:FM COCOLO
■制作:FM COCOLO/GREENS
■問い合わせ:GREENS 06-6882-1224(平日12:00~18:00)
私的KAN論

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2,000円

著者:鈴木ダイスケ
ひとりのKAN好き音楽ライターによる、あくまで私的なKANのお話。

2023年11月12日に天へ召されたシンガー・ソングライターKAN。彼の音楽をデビュー当時から聴き続けてきた音楽ライター鈴木ダイスケ(シンコーミュージック・エンタテイメント刊「歌謡曲meetsシティ・ポップの時代」著者)が2023年末からnote連載した「私的KAN論(仮)」約10万字を全面的に加筆して仕上げた保存版ブック。表紙および中面のイラストはKANバンドでコーラス&ギターなどを担当した菅原龍平が「KAN詞集 きむらの和歌詞」に続いて筆をふるいます。
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発行:株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント
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2020年、デビュー33周年を迎えたシンガーソングライター、KAN。不安を抱えたデビューから、日本のポップス史に輝く名曲「愛は勝つ」の誕生、2年半のパリ生活、帰国後の自身への挑戦と愛する音楽仲間たち、そして、今……。
KAN詞集 きむらの和歌詞

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3,000円
KAN初の歌詞集、自身の解説付きで発売決定!

「愛は勝つ」という歌がある。あまりにもキャッチーな最後のフレーズにオーディエンスは勇気を受け取り、稀代のガンバレソングと称えられた。しかしその歌詞をよくよく読んでみれば、失恋して酔っぱらった男の情けない背中が浮き彫りとなり、やけになって叫ぶそのフレーズに同情すら湧いてくる。KANの歌詞は、玄関を開けた瞬間もう楽しくてしかたないのだが、その奥の部屋には悲しさやせつなさが密かに置かれていたり、かと思えば、「胸の谷間」というモチーフだけで1曲作ってしまう純粋さも持ち合わせている。その多種多様かつ独自性に溢れた言葉の世界を探訪すべく、本書では全121編の歌詞と、111本のKAN自身による解説を網羅。行間に流れるメロディとともにお読みいただきたい。(文・編集/森田恭子)
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山梨・河口湖ステラシアターを皮切りに、香川・20回目のテアトロン、富山・太閤山ランド、東京日比谷野外音楽堂、大阪城音楽堂、山形・天童わくわくランドと、それぞれの土地の魅力や風情をたっぷり味わえるシチュエーションのなかで開催された楽園音楽祭。そのリハーサルや移動、本番、打ち上げも含めて完全取材を敢行!!! メンバーへのパーソナル・ロングインタビューやイベントスタッフ徹底取材、ここでしか見れないフォーカス・カットに参加されたファンの皆さんからのレポート・コメントも満載……。

この本を読んだらまたすぐスタ☆レビのライブに行きたくなっちゃう、ちょっと困った?一冊です。
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