2018年ロックの殿堂入りセレモニーのハイライト

4月14日(土)にクリーヴランドで行われたロックの殿堂入り受賞式典は、ザ・キラーがトム・ペティに敬意を払って演奏した「American Girl」で幕を開けました。トム・ペティから多大な影響を受けているザ・キラーは、2017年10月にペティが薬物の過剰摂取で他界した1週間後に、自分らの公演でも「American Girl」と「the Waiting」を演奏しています。

プログレッシブ・ロックの草分け的存在となったムーディー・ブルースが、「I’m Just a Singer」(1972年『Seventh Sojourn』)、「Your Wildest Dreams」(1986年『The Other Side of Life』)、「サテンの夜」(1967年『Days of Future Passed』)、「Ride My See-Saw」(1968年『In Search of the Lost Chord』)を演奏。今回、バンドの演奏には参加しなかったが、元メンバーのデニー・レインも登場しました。案内役は、彼らの大ファンだったハートのアン・ウィルソン。

アン・ウィルソン(ハート)が、2017年5月に他界したクリス・コーネル(サウンドガーデン)を追悼し、ジェリー・カントレル(アリス・イン・チェインズ)のギターで「Black Hole Sun」を熱唱。

ザ・カーズが、7年ぶりにステージ演奏を披露。2011年に発表した再結成アルバム『Move Like This』以来、正式に解散は発表していませんが、2011年の夏を最後にステージから遠ざかっていました。2000年に膵臓癌で他界したベーシストのベンジャミン・オールの代役は、ウィーザーのベーシスト、スコット・シュライナーが務めました。案内役は、式典のオープニングに登場したザ・キラーのブランドン・フラワーズ。

2013年3月17日以来、元メンバーのリッチー・サンボラが初めてボン・ジョヴィと演奏。同じく元メンバーのアレック・ジョン・サッチも参加し、この日限りのダブル・ベース、ダブル・ギターのラインナップで「You Give Love a Bad Name」「It’s My Life」「When We Were Us」「Livin’ on a Prayer」を披露。案内役は、ジョン・ボン・ジョヴィの親友でラジオ・パーソナリティのハワード・スターン。

ダイアー・ストレイツの3人の元メンバーがステージに上がるも、リーダーのマーク・ノップラーが式典に参加せず、バンドの演奏はなりませんでした。

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