エアロスミスが50周年記念ツアーを計画中

エアロ新作には消極的なジョー                    pic: KOH HASEBE / Music Life / Shinko Music
今年のエアロスミスのスケジュールには、今のところニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバルのヘッドライナーしか入っていませんが、ギタリストのジョー・ペリーによると、バンドは来年50周年記念のツアーを計画しているとのことです。彼は「アトランティック・シティ・ウィークリー」との最新インタビューで、次のように語っています。

「今年は気楽にやろうと思ってね。一度限りのギグをあと数回やるかもしれないし、半年から8か月後にはフェスティバルにも何度か出るかもしれないけど。来年はエアロスミスの結成50周年に近づくから、その記念ツアーを計画してるところさ。今はかなりおとなしくしているけど、そのツアーが始まる前にソロ・アルバムに関する仕事をやってるわけさ」

今のペリーにとっては新しいソロ・アルバム『Sweetzerland Manifesto』が最優先で、近々にはボストンやアトランティック・シティで、このアルバムをサポートする公演が予定されています。その公演で演奏するペリーのバンドには、ギターにエアロスミスのブラッド・ウィットフォード、ヴォーカルにエクストリームのゲイリー・シェローンが参加しています。

ペリーによると、彼のバンドでは面倒な利害関係など心配せず、いつでも脱退は自由とのこと。

「このバンドの本来の趣旨は、自分磨きだからね。いつもと違う環境で、違うミュージシャンを起用できるなんて絶好のチャンスだよ。俺たちは、どのレコード会社からもレコードを出していないし、ラジオのオンエアも気にしなくていいんだ。そんなことより、ライヴ演奏のサウンドがどうなるかってことの方が大事だったし、それが総てだからね」

しかしペリーは、エアロスミスがニュー・アルバムを携えてツアーに出ることに、態度を決めかねているようです。2012年に発表した『Music From Another Dimension!』以来、ペリーはエアロスミスがスタジオに戻り、レコーディングすることに繰り返し疑問を呈しています。2か月前には、次のように語っていました。

「バンドはスタジオ入りに賛成していたけど、俺たちには長年演奏してない曲が山のようにあるし、一度も演奏してない曲だってあるんだ。だから、わざわざニュー・アルバムを作るって話になると、考えなくちゃいけないことがいろいろあるんだよ。『それって意味あるの?』って、たまに思うからね」

はてさて、エアロスミスとしての新作が聴きたいと思っているファンの願いは叶うのでしょうか。

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