パブリック・イメージ・リミテッド、結成40周年記念ボックス・セットの発売決定。ドキュメンタリー映画も公開!

来日公演が目前で、弊社から刊行した自伝も好評なジョン・ライドンですが、音源も総括期に入ったのでしょうか、ボックスセットのリリース情報がレコード会社から届きました。
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(以下、メイカー・インフォメーション)

ジョン・ライドン率いるパブリック・イメージ・リミテッドの結成40周年を記念したキャリアを総括したボックス・セット『ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン(ソングス・フロム・ザ・ハート)』が2018年7月20日に発売されることが決定した。CD/DVDボックス以外にアナログ盤(LP)6枚組、デジタル・アルバムの3フォーマットで発売される(アナログ盤ボックスは輸入盤のみの取り扱い)。

ボックス・セット『ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン(ソングス・フロム・ザ・ハート)』は1978年から2015年のシングルのA面/リード・トラックを収録したシングル・コレクション、シングルのB面/カップリング・ナンバー、12インチ・ヴァージョン、ダンス・ミックス、ラジオ・セッション用の音源、未発表トラック/ヴァージョンほか貴重音源を収録したレア・トラック集が収録され、CD/DVDボックスのみのコンテンツとして、1989年にニューヨークのリッツで収録されたライヴ音源が収録。

2枚のDVDにはグループが残してきたプロモーション・ビデオ、グループがBBCのTV番組(「トップ・オブ・ザ・ポップス」、「オールド・グレイ・ホイッスル・テスト」)に出演した際の映像が収録。さらに2本の伝説的なコンサートの映像も収録される。一つは1988年にエストニアで開催された、"タリン・ロック・サマー・フェスティヴァル"に出演した際のパフォーマンス、もう一つは、2013年にコンサート・ツアー"This Is PiL"の一環として行われたオーストラリアのエンモア・シアターにおけるライヴ映像となる。

このボックス・セットのリリースに合わせ、パブリック・イメージ・リミテッドのキャリアを追ったドキュメンタリー・フィルム『THE PUBLIC IMAGE IS ROTTEN』も公開が予定されている。この映像作品は、2017年、ニューヨークで開催されたトライベッカ・フィルム・フェスティヴァルで初めて公開され、その後、同年にロンドンで開催されたレインダンス・フェスティヴァルでも上映された。タバート・フィラーが監督を務めた同作は、今年、映画館で一般公開される予定となっている。

パブリック・イメージ・リミテッドは、5月30日のUKブリストルでのショーを皮切りに、ヨーロッパや日本ツアーが開催される。日本公演は、7月3日に東京「六本木EXシアター」、大阪「IMP HALL」にて行われる。チケットは現在発売中。


■リリース情報
パブリック・イメージ・リミテッド
『ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン(ソングス・フロム・ザ・ハート)』
Public Image Ltd “The Public Image Is Rotten (Songs From The Heart)”

発売日:2018年7月20日
形態:5SHM-CD+2DVD
価格:11,000円+税
品番:UICY-78843

輸入国内仕様/完全生産限定盤
<日本盤のみ>
SHM-CD仕様
英文ライナー翻訳付/歌詞対訳付

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【ディスク1 – シングルス 1978-2015】
1. パブリック・イメージ
2. デス・ディスコ
3. メモリーズ
4. フラワーズ・オブ・ロマンス
5. ラヴ・ソング
6. バッド・ライフ
7. ライズ
8. ホーム
9. シアトル
10. ボディ
11. ディサポインテッド
12. ウォーリアー
13. ドント・アスク・ミー
14. クルーエル
15. ワン・ドロップ
16. レジー・ソング
17. アウト・オブ・ウッズ
18. ダブル・トラブル

【ディスク2 – B面曲、レア曲&ラジオ・セッション】
〈B面曲〉
1. カウボーイ・ソング
2. ハーフ・ミックス/メガ・ミックス
3. アナザー
4. ホーム・イズ・ホエア・ザ・ハート・イズ
5. ブルー・ウォーター
6. クエスチョン・マーク
7. セルフィッシュ・ラビッシュ
8. U.S.L.S.1
9. ターキー・ティッツ
〈レア曲〉
10. パイド・パイパー
11. クリミナル
〈ラジオ・セッション〉
12. ポップトーンズ(BBC ジョン・ピール・セッション 1979)
13. キャリアリング(BBC ジョン・ピール・セッション 1979)
14. チャント(BBC ジョン・ピール・セッション 1979)
15. クルーエル(BBC マーク・グッディアー・セッション 1992)
16. アシッド・ドロップス(BBC マーク・グッディアー・セッション 1992)
17. ラヴ・ホープ(BBC マーク・グッディアー・セッション 1992)

【ディスク3 – 12インチ・ミックス&ダンス・トラックス】
1. デス・ディスコ(12インチ)
2. ラヴ・ソング(12インチ)
3. フラワーズ・オブ・ロマンス(インストゥルメンタル)
4. ライズ(ボブ・クリアマウンテン・ミックス)
5. シアトル(USリミックス12インチ)
6. ボディ(USリミックス・エクステンデッド12インチ)
7. ディサポインテッド(12インチ)
8. ハッピー(USリミックス12インチ)
9. ウォーリアー(エクテンデッド12インチ・ミックス)
10. ロリーポップ・オペラ(『ディス・イズ・PiL』より)
11. シューム(『ホワット・ザ・ワールド・ニーズ・ナウ・・・』より)
〈ボーナス・トラック〉
12. デス・ディスコ(オリジナル・モニター・ミックス)
13. ラヴ・ソング(12インチ・ミックス)

【ディスク4 – 未発表ミックス&トラックス】
1. アナリサ(“ニュー・ミックス” – タウンハウス 1979)
2. アルバトロス(“モニター・ミックス” 1979)
3. キャリアリング(パリ・ライヴ 1980) *未発表
4. バンギング・ザ・ドア(オルタナティヴ・ミックス、タウンハウス 1980)
5. ヴァンパイア(未発表トラック 1981)
6. ナインティーン・エイティ・ワン(オリジナル・ヴァージョン、タウンハウス 1981)
7. バッド・ナイト(未発表トラック パーク・サウス 1983)
8. シングス・イン・E(オルタナティヴ・ラズウェル・ミックス 1985)
9. キャン・ユー・フィール・ザ・フォーズ(未発表インストゥルメンタル、ファームハウス1987)
10. スパイ・スリラー・オープン・アンド・リヴォルヴィング(オルタナティヴ・ミックス、ファームハウス 1987)
11. カシミール(未発表リノヴァイションズ・ミックス 1987)(インストゥルメンタル)
12. ケイジャン(未発表ビル・ラズウェル・インストゥルメンタル 1988)
13. ウォーリー(“ラフ・ミックス” アドヴィジョン 1988)
14. シンク・タンク(“アウトテイク” エルドラド 1991)

【ディスク 5 – ライヴ・コンサート】
〈ライヴ・アット・ニューヨーク・リッツ 1989年7月16日〉
1. ウォーリアー
2. ハッピー
3. ラヴ・ソング
4. ホーム
5. ラウンド
6. ブレイヴ・ニュー・ワールド
7. サイム・オールド・ストーリー
8. ボディ
9. オープン&リヴォルヴィング
10. ライズ
11. ディサポインテッド
12. パブリック・イメージ
13. シアトル
14. ワールド・ディストラクション

【ディスク 6 – DVD 1】
〈プロモ・ビデオ〉
1. パブリック・イメージ
2. デス・ディスコ
3. ラヴ・ソング
4. ラヴ・ソング(ライヴ・イン・TOKYO)
5. バッド・ライフ
6. ライズ
7. ホーム
8. シアトル
9. ボディ
10. ディサポインテッド
11. ウォーリアー
12. ドント・アスク・ミー
13. クルーエル
14. カヴァード
15. ワン・ドロップ
16. レジー・ソング
17. アウト・オブ・ザ・ウッズ
18. ロリーポップ・オペラ
19. ダブル・トラブル
20. ベティー・ペイジ
21. ザ・ワン

〈1988年8月26日 エストニア/タリン・ロック・サマー・フェスティヴァル〉
1. パブリック・イメージ
2. F.F.F
3. シアトル
4. ホーム
5. バグズ
6. ライズ
7. ハード・タイムズ
8. レリジョン
9. ルールズ・アンド・レギュレイションズ
10. アングリー
11. オープン・アンド・リヴォルヴィング
12. さらばベルリンの陽
13. ボディ
14. ワールド・ディストラクション


【ディスク 7 – DVD 2】
〈BBC TVパフォーマンス – アーカイヴ〉
1. デス・ディスコ – BBC 『トップ・オブ・ザ・ポップス』 1979
2. ポップトーンズ – BBC 『オールド・グレイ・ホイッスル・テスト』 1980
3. キャリアリング - BBC 『オールド・グレイ・ホイッスル・テスト』 1980
4. フラワーズ・オブ・ロマンス - BBC 『トップ・オブ・ザ・ポップス』 1981
5. ライズ - BBC 『トップ・オブ・ザ・ポップス』 1986
6. ホーム - BBC 『オールド・グレイ・ホイッスル・テスト』 1986
7. ラウンド - BBC 『オールド・グレイ・ホイッスル・テスト』 1986
8. ディサポインテッド – ザ・レイト・ショー 1989

〈2013年4月10日オーストラリア/シドニー/エンモア・シアター〉
1. フォー・インクロウズド・ウォールズ
2. アルバトロス
3. ディーパー・ウォーター
4. メモリーズ
5. レジー・ソング
6. ディサポインテッド
7. ウォーリアー
8. フラワーズ・オブ・ロマンス
9. ワン・ドロップ
10. デス・ディスコ
11. ラヴ・ソング
12. パブリック・イメージ
13. アウト・オブ・ザ・ウッズ
14. ライズ
15. オープン・アップ


■公演情報
<日本公演>
2018年7月3日: 東京/六本木EXシアター
2018年7月4日: 大阪/IMP HALL

https://www.creativeman.co.jp/event/pil/

■パブリック・イメージ・リミテッド プロフィール
▷ジョン・ライドン:セックス・ピストルズのフロントマンを務めていたジョン・ライドンは、1978年にバンドを脱退し、パブリック・イメージ・リミテッドを結成している。また彼は数点のソロ作も発表。他アーティストとのコラボレーションにも成果を残し、テレビにもその活躍の場を広げてきた。著作も複数。近作は自伝『怒りはエナジー(原題:Anger is an Energy: My Life Uncensored)』(シンコーミュージック・エンタテイメント)を発表している。
▷ルー・エドモンズ:マルチ・プレイヤーとしても知られるルー・エドモンズはダムドのギタリスト等を経て1986年にPiLに加入。翌年のアルバム『HAPPY?』からレコーディングに加わっている。続く『9』では曲作りにも貢献。グループのサウンドの幅を広げている。
▷ブルース・スミス:ザ・ポップ・グループ、スリッツ等に在籍したことで知られるブルースは、1986年にパーカッショニストとしてPiLに加入。『HAPPY?』と次の『9』のレコーディングに参加した。ドラムス/パーカッションの名手とされる彼の個性的なプレイは、グループの音楽に不可欠な要素になっている。
▷スコット・ファース:スティーヴ・ウィンウッド、ジョン・マーティン、エルヴィス・コステロほかさまざまなジャンルのトップ・ミュージシャン/グループと共演してきた。スコットもまたベーシストであると同時にマルチ・プレイヤーとしても知られる。

■リンク
海外公式サイト
http://www.pilofficial.com/
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John Lydon.com(海外)
http://www.johnlydon.com/jlhome.html
ユニバーサル ミュージック アーティスト・サイト
https://www.universal-music.co.jp/public-image-limited/

■海外プレス・リリース(訳)

ジョン・ライドン率いるパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)は、結成40周年を記念して、『ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン(ソングス・フロム・ザ・ハート)』と題したボックス・セットをリリースする。同作は、2018年7月20日に、CD5枚とDVD2枚のセットのほか、アナログ盤(LP)6枚組、デジタル・アルバムの3フォーマットで発売される予定。トラックリストの詳細は別途記載のある通り。1978年から2015年のシングルのA面/リード・トラックを纏めたシングル集、シングルのB面/カップリング・ナンバー、12インチ・ヴァージョン、ダンス・ミックス、ラジオ・セッション用の音源、未発表トラック/ヴァージョンほか貴重音源を纏めたレア・トラック集というのがCD/DVDヴァージョン、LPヴァージョンに共通したコンテンツで、CD/DVDボックスのみのコンテンツとして、1989年にニューヨークはリッツで収録されたライヴ音源を収めたCDを併録。また2枚のDVDにはグループが残してきたプロモーション・ビデオ、グループがBBCのTV番組(「Top Of The Pops」、「Old Grey Whistle Test」)に出演した際の映像が収録されている。また、これだけでは物足りないファンのために、DVDにはさらに2本の伝説的なコンサートの映像も収録。一つは1988年にエストニア(1988年当時はソビエト連邦の一部だった)で開催された、"Tallinn Rock Summer Festival"に出演した際のパフォーマンス、もう一つは、2013年にコンサート・ツアー"This Is PiL"の一環として行われた、オーストラリアのエンモア・シアターにおけるライヴ映像である。

このボックス・セットのリリースに合わせ、パブリック・イメージ・リミテッドのキャリアを追ったドキュメンタリー・フィルム『THE PUBLIC IMAGE IS ROTTEN』もリリースされる。この映像作品は、去る2017年、ニューヨークで開催されたトライベッカ・フィルム・フェスティヴァルで初めて公開され、その後、同年にロンドンで開催されたレインダンス・フェスティヴァルでも上映された。タバート・フィラーが監督を務めた同作は、今年、一部の映画館で一般公開される予定。

これに加え、パブリック・イメージ・リミテッドは、この夏、イギリス/ヨーロッパの各都市と日本を公演地とした36日に亘るコンサート・ツアーも行う予定だ(ライヴの日程に関する詳細は別途記載)。5月30日のブリストル公演から始まるこのツアーの日程には、イギリス、オランダ、ポーランドにおけるフェスティヴァルでのステージも含まれており、6月2日(土曜日)にロンドンで開催されるカムデン・ロックス・フェスティヴァルでは、彼らがヘッドライナーを務める。先日、6月20日にロンドンの100クラブでショーが行われることも公表されたが、同日のチケットは販売開始からわずか20分でソールド・アウトとなっている。パブリック・イメージ・リミテッドが最後にツアーを行ったのは2016年のことだったが、この際の一連のステージはファンや評論家から絶賛され、最高のパフォーマンスを披露したツアーとしてファンに記憶されている。

2012年におよそ20年振りとなるアルバム『THIS IS PiL』を発表したパブリック・イメージ・リミテッドは、2015年に10作目のスタジオ・アルバム『WHAT THE WORLD NEEDS NOW...』をリリースした。同作はイギリスのアルバム・チャートで最高位29位をマークするヒットとなり、評論家とファンの双方から極めて高い評価を受けている(この『WHAT THE WORLD NEEDS NOW...』はイギリスのインディ・チャートでは3位まで上昇。アナログ盤を対象とするヴィニール・チャートでも4位に達している)。 『WHAT THE WORLD NEEDS NOW...』はグループ自らの出資によって制作され、彼ら自身のレーベル"PiL Official"から発売。カーゴ・UK・ディストリビューションを通じて販売/配給されている。

音楽史上、最も革新的で影響力の強いバンドの一つと見做されているパブリック・イメージ・リミテッドの先鋭的な音楽は、多くの聴き手に受け入れられ、これまでに5枚のシングルと5点のシングルが英チャートのトップ20圏内にランク・インしている。メンバーは流動的だったが、デビュー・アルバム『FIRST ISSUE』を発表した1978年以降、グループは、ジョン・ライドンを中心に、一貫してユニークなサウンドを提供し続けた。1992年のアルバム『THAT'S NOT」をもって、パブリック・イメージ・リミテッドは一旦その活動を停止したが、ライドンはおよそ17年後の2009年にグループを再始動。以来、世界各地で公演を行ってきた。

現在のグループのメンバーは、ジョン・ライドン、ルー・エドモンズ、スコット・ファース、ブルース・スミスの4人で、これは、メンバーの入れ替わりの激しかったパブリック・イメージ・リミテッドのラインナップにあって、既に最も長く続いた顔触れになっている。

 

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