ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマのクラレンス・ファウンテンが死去

アメリカのゴスペル・グループ、ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマが発表したところによると、創始メンバーの一人だったクラレンス・ファウンテンが6月1日に入院し、その2日後にルイジアナで息を引き取りました。享年88、死因は報告されていません。

グループは次のような声明を発表しています。

「グループの舵取りをしていたファウンテンと底辺から出発したブラインド・ボーイズは、グラミー賞を何度も受賞し、ゴスペル音楽の殿堂入りを果たし、ホワイトハウスで歌を披露するなど、音楽的成果の頂点へと辿り着きました」

ファウンテンは、1937年に聴力視覚障害のある黒人のための学校、アラバマ・インスティテュートに入学し、そこで知り合った4人の友人と''Happy Land Jubilee Singers''を結成。

その後、グループ名をブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマに変え、1948年には「I Can See Everybody’s Mother but Mine」をヒットさせました。その後はゴスペル界の核として活動を続けグラミーも５回受賞しています。ファウンテンも最近まで時々ステージに立っていたそうです。

ロック・ファンには2004年のベン・ハーパーとの共演作『There Will Be A Light』が記憶に新しいところでしょう。ご冥福をお祈りします。