バッドフィンガー、ワーナー時代のアルバム2枚がリイシュー

パワーポップ・バンドのバッドフィンガーが、1974年にワーナー・ブラザースから発表した2枚のアルバム『Badfinger』と『Wish You Were Here』が、11月2日にリイシューされます。

当時のラインナップは、ピート・ハム、トム・エヴァンス、マイク・ギビンズ、ジョーイ・モーランドの4人ですが、ハムは1975年に、エヴァンスは1983年に自殺してしまいました。
 
今回、この2枚のアルバムをリイシューするのは再発専門のリアル・ゴーン・ミュージックで、プレス・リリースには次のように書かれています。
 
「アップル・レコードとの契約が終了し、1973年にワーナー・ブラザースと新たな契約を結んだバッドフィンガーの未来はバラ色に見えたが、ワーナーはバンドに『Badfinger』アルバムの制作を急がせ、アップルの方では契約最後のアルバム『Ass』を同時期にリリースしたため、アルバムは共倒れになり成功しなかった。

アルバム『Badfinger』には、当初『For Love or Money』という仮タイトルがついていたが、(アップルからワーナーへ移るバッドフィンガーの心情を表しているかのようだったため)制作の時点でワーナーから却下され、しばらくアルバム・タイトルがない状態だった。“Lonely You”“Shine On”“Love Is Easy”などの名曲が収録されていたものの、チャートに入ることはなかった。今回リイシューされるエクスパンディッド・エディションには、未発表曲の“Love My Lady”に加え、アルバム・セッションから録音されたアウトテイクが9曲収録されている」
 
「『Wish You Were Here』は、バッドフィンガーの最高傑作と言われ、コロラドのスタジオとロンドンのAIRスタジオで、クリス・トーマスがレコーディングを手掛けた。今回のエクスパンディッド・エディションには、未発表曲“Queen of Darkness”の他、未使用のヴォーカルと奇抜なインストゥルメンタル・アレンジをフィーチャーした別ヴァージョンのミックス8曲が収録されている。この作品は、オリジナル・ラインナップをフィーチャーしたバッドフィンガー最後のアルバムになる」
 

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