ブライアン・ウィルソンの新しいドキュメンタリー映画がまもなく完成

ザ・ビーチ・ボーイズのリーダー、ブライアン・ウィルソンの新しいドキュメンタリー映画が3年の年月をかけて制作され、タイトルは未定ですが、来月試写会が予定されています。

『Variety』誌によると、監督はドゥーワップのアーティストと音楽に焦点をあてた2017年公開のドキュメンタリー映画『ストリートライト・ハーモニーズ』を手掛けたブレント・ウィルソン。ブルース・スプリングスティーンやエルトン・ジョンなど、大物アーティストらがウィルソンについて語るインタヴューも含まれるとのこと。

映画『ジャージー・ボーイズ』や『ヒューゴの不思議な発明』『アルゴ』などのプロデューサーを務めたティム・ヘディントンと、テレサ・スティールがプロデューサーを務め、長年ウィルソンのマネージャーを務めたジーン・シーヴァースも制作に参加した他、ウィルソン自身と妻のメリンダ、『ローリング・ストーン』誌のジェイソン・ファインも映画の製作責任者に名を連ねています。

映画の75％にウィルソンが登場し、彼以外の登場人物はこだわりをもって選んだといいます。

映画の撮影では、ウィルソンがジェイソン・ファイン（RS誌）と共に1日５～６時間も車に乗り、カリフォルニアのホーソーンで過ごした子供時代に遊んだ場所や、かつて写真を撮影したマリブのロケ地、ビーチ・ボーイズの名曲が生まれたスタジオなどを訪ねたそう。

監督のブレント・ウィルソンは次のように語っています。

「最初にブライアンと20分間のインタヴューをしたんだけど、全然うまく行かなくて、2回目のインタヴューにトライしたけど、また失敗したんだ。でも、もうフィルムが切れててね。ブライアンは19歳の時から、もう何百回とインタヴューを受けていて、耳にタコができるほど同じ質問をされてるから、インタヴューが大嫌いなんだよ。

カメラがまわっていると神経質になるし、カメラが大嫌いなんだ。今までのドキュメンタリーやインタヴューを見ても、彼が居心地悪そうにしてるのがわかるしね。それに、質問の答えも型通りなんだ。決して失礼な言い方はしないけど、さっさと終わる答え方しかしないから、まるで医者の問診に応える患者みたいだったよ」