ボブ・ディランの新しい映画『ローリング・サンダー・レビュー』が〈Netflix〉で

情報サイトの〈Variety〉によると、ボブ・ディランが1975年から1976年に行った「ローリング・サンダー・レビュー」ツアーが、今年マーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリー映画『ローリング・サンダー・レビュー：ボブ・ディラン・ストーリー・バイ・マーティン・スコセッシ（Rolling Thunder Revue: A Bob Dylan Story by Martin Scorsese）』になって〈Netflix〉で配信されることになりました。

スコセッシ監督がディランのドキュメンタリー映画を手掛けるのは、2005年に制作された『No Direction Home』以来14年ぶりとなりますが、ドキュメンタリーとコンサート映像、そして熱狂的幻想を織り交ぜた今回の映画では、1975年のアメリカにおける不安定な時代精神と、1975年の秋にディランがツアーで演奏した楽しげな音楽を捉えているとのこと。

1975年秋のツアー第1行程と1976年春の第2行程で合計57公演が行われ、長年ディランと親交のあるロジャー・マッギン、ジョーン・バエズ、ランブリン・ジャック・エリオット、ボブ・ニューワース、アレン・ギンズバーグらに加え、ミック・ロンソンを含む3人のギタリストをフィーチャーした「グアム」というバンドが参加した他、ジョニ・ミッチェルやリンゴ・スターもゲスト出演しています。

内容が非常に面白いこのツアーのルポルタージュ、サム・シェパードの『ローリング・サンダー航海日誌 ― ディランが街にやってきた』 も、オススメしておきます。

なお〈Netflix〉の配信日はまだ発表されていません。