デヴィッド・ギルモアがチャリティのために120本以上のギターをオークションに

ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアが、ホームレス支援のために立ち上げたチャリティ団体に寄付するため、自身が所有する120本以上のギターをオークションに出品します。

6月20日に〈クリスティーズ・ニューヨーク〉で開催されるオークションには、ギルモアが「Money」「Shine On You Crazy Diamond」「Comfortably Numb」などで演奏した1969年製のブラック・フェンダー・ストラトキャスターも含まれ、落札価格は10万ドル（約1,088万円）から15万ドル（約1,633万円）と予想されています。

ギルモアは、Rolling Stoneとの電話インタビューで、次のように語っています。

「今回オークションに出すギターは、俺にたくさんの音楽をくれた友達みたいな存在さ。でも、俺の手を離れて他人のために役立つ時が来たと思ったんだ。今回の目的は、このギターが調達してくれる資金を世の中のために大いに役立てることだからね」

また、それだけでなく、1987年頃からギター・コレクションを売ろうとしていたギルモアには、家の中を整理する意味もあったと言います。

「自分があまりにも古臭くなるのは嫌だったし、ただ置いてあるだけで全く使っていないギターがたくさんあってね。でも、俺にはそのギターを弾く時間がないし、それなら他人の手に渡って、喜んでもらえる方がいいからね」

6月20日のオークションに先立ち、ギルモアのギター・コレクションは、ロンドン（3月27日～31日）、ロサンゼルス（5月7日～11日）、ニューヨーク（6月14日～19日）のクリスティーズで展示されます。

なお、弊社が管理する長谷部宏氏撮影のギルモア写真（1971年箱根アフロディーテ公演時のオフステージ）が、今回このカタログに掲載される予定です。