トーク・トークのフロントマン、マーク・ホリスが64歳で死去

英ポストロック・バンドの草分け的存在だったトーク・トーク(Talk Talk)の創設メンバーで、フロントマンを務めていたマーク・ホリスが、64歳で亡くなりました。彼の訃報は、ホリスの義理の従兄による発表に続き、ザ・ザのツイッターでも伝えられていますが、死因などの詳細は公表されていません。

トーク・トークの元ベーシストで、バンド解散後はラスティン・マンと名乗りポーティスヘッドのベス・ギボンズとも一緒に活動しているポール・ウェブは、フェイスブックに次のようなメッセージを投稿しています。

「マーク・ホリスの訃報を聞き、非常にショックで悲しい。彼は音楽的な天才で、彼と一緒にバンドにいられて光栄だった。彼とは何年も会っていなかったが、同世代のミュージシャンたちと同じく、僕も彼の開拓者的な音楽のアイディアから大きな影響を受けた。彼はサウンドとスペースでフィーリングの深みを表現する方法を知っていたが、それは他の誰とも違うものだった。最高峰とは言わないまでも、彼は偉大な人物の一人だった」

1981年に結成されたロンドン出身のトーク・トークは、シンセポップを演奏していた初期の頃に、デュラン・デュランとツアーを行ったこともあり、1982年に発表したデビュー・アルバム『The Party’s Over』からは、「Today」と「Talk Talk」がヒットしました。

その2年後に発表したアルバム『It’s My Life』のタイトル・トラックは全米で大ヒットを収め、収録曲の「Such a Shame」は、スウェーデンで第1位になった他、数か国でトップ10入りを果たしています。

しかし彼らはそうしたポップ・フィールドでの商業的成功にあきたらず、新しい音楽領域に踏み出して独自の音楽的発展を遂げました。その結果3作目『The Colour of Spring』(1986)、4作目『Spirit of Eden』(1988)、5作目『Laughing Stock』(1991)は、その後のポスト・ロックの先駆けとして非常に高い評価を受けるようになりました。

しかしトーク・トークは1992年に解散、ホリスは1998年に唯一のソロ・アルバム『Mark Hollis』をリリースし、これまた高い評価を得ましたが、その後しばらくして音楽界から身を引いてしまいました。

しかしその才能は、まさにミュージシャンズ・ミュージシャンというべきものでした。
ご冥福をお祈りします。

 

Talk Talk - Life's What You Make It (official video with lyrics)

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