故ジョージ・マイケルのアート・コレクションが総額1,100万ポンドで売却

2016年のクリスマスに53歳の若さで他界したジョージ・マイケルは、「ヤング・ブリティッシュ・アート」というムーヴメントを立ち上げたダミアン・ハーストやトレーシー・エミン、サラ・ルーカス、マイケル・クレイグ・マーティン、マーク・クインといった現代美術アーティストらと友人関係を築き、彼らの作品を多数コレクションしていました。

そのうち60点以上が、3月14日にロンドンのクリスティーズが行ったオークションに出され、9,264,000ポンド（約13億7,330万円）で落札。このオークションには、世界27か国から入札者が集まったといいます。

また3月8日から15日のオンライン・セールに出された110点以上の作品は、合計で2,045,375ポンド（約3億320万円）を売り上げ、オークションと併せ総額1,100万ポンド（約16億3,050万円）以上の収益をあげました。

クリスティーズのオークションで最高値が付いたのは、マイケルが2007年に入手したダミアン・ハーストの「The Incomplete Truth」という作品で、手数料込みの911,250ポンド（約1億3,500万円）で落札されています。

この収益金は、ジョージ・マイケルが生前立ち上げた慈善団体に寄付されるとのことです。