ゲイ・シーンをカットした映画『ボヘミアン・ラプソディ』が中国で公開

2月28日のMLCニュースでもお伝えしたように、ゲイ・シーンがカットされた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、3月22日に中国で初公開されました。

BBC Newsによると、映画の中でマーキュリーが男性とキスをするシーンや、「ゲイ」という言葉、ドラッグにまつわるシーン、マーキュリーが当時の恋人メアリー・オースティンにゲイであることを告白するシーンなど、合計で4分に及ぶ映像がカットされているとのこと。

特に、マーキュリーがオースティンにゲイだと告白するシーンが完全にカットされたため、観客はなぜ二人が別れる結果になったのか、理解できなかったそうです。

また、オリジナルの映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た上で、カットされた中国ヴァージョンの映画を観たファンは、「非常に重要なシーンが完全に欠如していた」と語り、初めて映画を観たファンは、「ストーリーに前後関係がなく、まったく話の筋が通っていなかった」と語っています。

中国では、同性愛が刑事犯罪でなくなってから20年以上経ちますが、メディアで同性愛の関係を描くことは認められていません。