ビル・ワイマンのドキュメンタリー『The Quiet One』、オフィシャル・トレーラーが公開

6月4日のMLCニュースでお伝えしたように、ビル・ワイマンのドキュメンタリー映画『The Quiet One』が6月21日にアメリカで劇場公開されることになり、2分間のオフィシャル・トレーラーが公開されました。

ワイマンは、ストーンズの記録保管人でもあったため、キース・リチャーズはトレーラーで次のように語っています。

「俺にとっては全てがぼんやり霞んでいるんだ。あの頃の俺が何をしたのか知りたかったら、ビル・ワイマンに訊かないとな」

〈Variety〉によると、『The Quiet One』は、今年4月にイギリスで開催されたシェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭で上映される予定でしたが、1989年に当時52歳だったワイマンが18歳のモデル、マンディ・スミスと交際5年後に結婚したことに異議を唱える声が上がり、映画祭での上映が中止となっていました。

ワイマンは、ストーンズが結成された数か月後にメンバーとなり、1962年から1992年12月まで30年間バンドに在籍していましたが、脱退にあたり当時の〈MTV〉に次のように語っています。

「他のことをやりたいという時期が来たのさ。本当に、これ以上やりたくない。もうたくさんだ」

その後のワイマンがストーンズと再結集したのは、2012年に行われたストーンズ結成50周年記念コンサートの時だけですが、キースから誘われ、この公演に深く関われると期待していたワイマンは、「たった2曲しかバンドと演奏できずガッカリした」と〈NME〉に語っていました。