E・ストリート・バンドのサックス奏者、故クラレンス・クレモンズのドキュメンタリーが公開

1972年から2011年まで、約40年にわたりブルース・スプリングスティーンのバックバンド、Eストリート・バンドでサックス奏者として活躍し、2011年6月に69歳で他界したクラレンス・クレモンズのドキュメンタリー『Clarence Clemons: Who Do I Think I Am?』が、アメリカの限定された映画館で7月に一般公開されます。また、8月17日にはデジタルでリリースされる予定です。

監督は、クレモンズの友人でもあったニック・ミード（Nick Mead）。

クレモンズが亡くなる直前まで取り掛かっていたこの作品では、彼の人生と音楽キャリアのみならず、2005年にミードと訪れた中国東北部で経験した〈超越的覚醒（transcendent awakening）〉が描かれ、元アメリカ大統領のビル・クリントン、ジョー・ウォルシュ、ウィリー・ナイル、ニルス・ロフグレン、ナラダ・マイケル・ウォルデンらのインタヴューがフィーチャーされています。

クレモンズはソロとしても活動し、1985年に発表したジャクソン・ブラウンとのデュエット曲「You’re a Friend of Mine」が大ヒットした他、アレサ・フランクリンやレディ・ガガを含め、多くのミュージシャンらとコラボしています。

また、1977年のミュージカル『New York, New York』ではトランペット奏者を演じ、俳優として映画やテレビにも出演していました。